西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

チュニジアよりエジプトへ

2011-02-01 | 時論、雑感
北アフリカの民衆デモは、チュニジアからエジプトに飛び火し、30年に及んだ「ムバラク」体制は終焉を迎えようとしている。こういう百万人にも及ぶ街頭デモは久しぶりだ。

私は1960年の「日米安保条約」反対のデモに参加した経験を持つが、それ以来、日本では大規模デモはほとんどなかった。諸外国では、それ以来絶え間なくあったのに・・・。

チュニジアは、古代の都市国家カルタゴのあった所であり、将軍ハンニバルがローマに対して頑強にポエニ戦争を戦った所である。エジプトは更に古く四大古文明の初期発祥の地である。

私が若いころ、エジプトではナセル大統領がスエズ運河を国有化しイギリスから独立した。ナセルはインドのネルーとともにアメリカにもソ連にも偏らない非同盟中立の国々をまとめ、「平和勢力」となったこともあった。

次のエジプトは、エルバラダイ氏(ノーベル平和賞受賞)が中心になるのかな。まあ、非同盟中立の伝統にのっとり、アメリカべったりにならないことを期待する。

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