西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

コミュニケーション・スキルの実習・講義を聞く

2006-09-23 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日、平安女学院大学生活福祉学部のオープンキャンパスが高槻であり早く出かけた。受験生相手のミニ講義をしたことはあるが:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/1a3996aff5afb0bff7fd26ded0c87034 、今日はよその先生の講義を聞いて面白かった。福祉臨床の篠原先生の「コミュニケーション・スキル」の実習・講義だ。考えてみると、保育コースでは、幼児達やその親達とのコミュニケーションをどうするか。福祉臨床コースでは、高齢者や悩みを持っている人達とコミュニケーションをどうはかるか。健康福祉セラピーコースでは「会話セラピー」というのもあるくらいだから大切だ。建築・インテリアコースでは、クライアント(施主)の要望をどう細やかに聞き取るかは非常に大切だ。という訳で、生活福祉学部全てで大切なのだ。最初に「呼びかけレッスン」というのがあった。16人を二手に分け、一方を「呼びかける」グループ、他方を「呼びかけを受ける」グループとし、受ける8人が後ろ向きに並ぶ。次に呼びかけグループを4人ずつ二つに分け、それぞれの4人グループで後ろ向きの「受け」グループの誰か一人に向かって後ろから「オーイ」と声をかける。「受け」グループで自分に呼びかけられたな、と思ったら手を上げる。これで、最初は、二回とも近くの人が手を上げたが、はずれだった。ところが攻守変わってやってみると、2回とも、当たりだった。「背中で聞く耳」が出来てきたからだろうか。自分に向かってメッセージが出ていることを敏感に受けられるかどうかという訓練だった。次に、「描画の伝達」で16人の一人にこちらで作った簡単な絵(○□△の組み合わせ)をみて貰い、残りの15人に、その絵を言葉で伝達して貰い、15人が言葉で伝わってくる絵の中身を想像して絵を描くというものだ。これも適切な言い方で伝えないと間違える。まん丸を例えば「お月さんのような形」と言うと満月を思い浮かべれば良いが、三日月を思い浮かべる人もいて、適切な言い方ではなく、単に「まん丸」と言えば大抵伝わると言った具合。まあ初歩的な演習だったが複雑な内容を如何に相手に伝えるか。正に人を見て法を説けだな、と思った。

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