西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

唯臓論なら「唯食論」じゃないの!

2009-02-23 | 思いつきから仮説へ
最近、中公文庫版の「帯」に「脳科学万能主義に異議あり!」と書かれた『唯臓論』が発刊された。後藤仁敏さんの著作である。

まあ、「五臓六腑」(「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。心包を加え六臓とすることもある。「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。ーウキペディアよりー)が「脳みそ」より重要ということだ。

つまり、脳の働きが良いとは、そのベースの「五臓六腑」がきちんと働いているということだろう。そうだろうな、と思う。

そうであるならば、更に遡って、「五臓六腑」に入ってくる食い物の重要性を指摘しないではおかない、だろう。つまり、唯臓論は、究極的に唯食論に行き着くのである。

これらの「つながり」は、やはり唯物論の具体というべきだろうな。食い物が臓器に至り、それが血となり肉となり骨となる。それらをベースに脳が働き、心の動きが生じるのであろう。

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