西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ニュータウン縁辺部と農村部の交流

2010-07-20 | 地域居住学
私は、子ども時代、金沢市の寺町台に住んでいたが、そこは「町の縁辺部」で、すぐ外には畑や田んぼが広がり農村部があった。農村部から野菜の振り売りも頻繁に来たし、肥のくみ取りにも来てくれていた。

建築学専攻の院生時代に建設されていた大阪の泉北ニュータウンでも「尾根部」のニュータウン部と「谷部」の農村部の関係が重要な点の一つだった。

そして今、住んでいる平城・相楽ニュータウンの縁辺部のすぐ外(北側)には山田川が西から東に流れて木津川に注ぎ、山田川を越えて北側に旧村がある。それらの旧村と我々ニュータウン部は同じ中学校区であり、「町」の生徒と「村」の生徒が同じ中学に通っている。

先日、この中学校区住民で「地域福祉ネットワーク」の話し合いがあり、いくつか共通テーマを設定した。この新旧地域の間を流れる「山田川の整備・利用・管理」の課題、高齢者も子育て世代も気軽に集える「サロン」の立ち上げ・運営の課題などである。

これからの「話し合い」は、旧村と「新町」の集会所で交互にやって、相互理解を深めようとなった。良かった、良かった。