西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

高槻のブランド戦略など

2008-10-28 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日、高槻市役所で「高槻のブランド戦略」の会議があった。

まあ、高槻市は40万人弱の「中核都市」であるにもかかわらず、同じ中核都市の金沢市や奈良市などと比べて全国的に知名度が落ちるのを何とかしたい、ということだ。来年3月までのプロジェクトだが、平安女学院大学が高槻市と協力の包括協定を結んでいる関係で、この会議のまとめ役(会長)に平安女学院大学学長の山岡 景一郎さんがなり、副会長に私等三人の平安女学院大学の教員が指名された。

この会議の後で、高槻市職員の研修会も兼ねて、山岡学長の「高槻市のブランド戦略」に関する講演会があった。非常に面白く有意義だった。

山岡さんの提案で有意義と思ったのは、市内を南北に流れる芥川を一つの軸にする提案だ。北の山には芥川山城があり、近くに摂津峡の温泉がある。更に北には亀岡の温泉もある。これらを活用する。芥川の「芥」は元々「塵芥」の「芥」である。
それを逆手にとって、環境保全に顕著に貢献した人や団体に「高槻・芥川賞」を出したらどうか、ということだ。文学の「芥川賞」よりずっと以前から高槻の芥川は流れているのだ。これは受けるのではないか、と思った。

もう一つ、駄洒落っぽい言い方で面白かったのは「世界のアランドロンと話が出来なくても、高槻のブランドロン(ブランド論)の議論には参加できる」という言い方だ。ただ、参加していた学生諸君は、アランドロンって何、という感じだったが・・・。

(私は、別室での事前議論で、何事につけ、他都市と違う有意義な他分野つながり企画、その他地域への発展企画を、「高槻方式」と言ったら良い、と発言した。とにかく、「高槻」という言葉を言わざるをえなくして覚えてもらう戦略である。)

で、私が住んでいる「けいはんな学研都市」地域でのブランドはどうなんだろう、思わざるをえなかった。