西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

生活リズム

2008-09-29 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日から、15回、学生に「生活概論」を話すことになった。

まあ生活とは、家政学、生活科学、生活環境学等における衣食住、家族関係、近隣関係の全体である。

今日は、生活の哲学として戸坂 潤の「生活は、空疎な興奮でも平板な執務でもなくして計画ある営みである」ということをあげ、解説することからはじめた。

そして次に「基礎的生活力」を身につけることが大切という話をした。「基礎的生活力」とは、炊事、洗濯、掃除、介護(育児)、お洒落、買い物、近所付き合いの七つがきちんとできる力である。

これらは老若男女全てに必要なものである。

そして計画ある営みに関連して、生活リズムが必要という話をした。つまりメリハリのある、つまり動と静、外と内、集団と個などの生活が次々と展開することが必要なのだ。

それを、休みにはお喋り、授業中には緊張というのもメリハリだよ、と言ったら、皆シーンと聞き出したのには驚いた。

次回は、炊事の話を、健康調理教室体験を交えて話す予定。