西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

分散ネットワーク国土、中小コンパクト都市、中・低層住宅

2008-09-28 | 地域居住学
私は、一つの理念として、国土における分散ネットワーク空間システム、ベースに中小コンパクト都市、建物とりわけ住宅としては中・低層中心、を持っている。勿論、都市と農村はセットで考えられなければならない。

しかし、実際には、大都市、超過密、超高層指向が見られる。

これらが、どういうことで、転換していくかと言うと、一つには政治・経済的転換がある場合、もう一つには大災害がくり返しある場合であろう。

後者は、どういうことかと言うと、(1)大地震による建物、道路等の倒壊、破壊、大火事、大津波、山崩れ等による大被害、(2)大洪水(台風等による)

これらは、数百年オーダーでは、必ずくりかえし起こってくる。これらによって、大都市、超過密、超高層は、大打撃が与えられることは、予想するに難くない。

そういう時、単に元に戻す(勿論、耐災害性能をアップするにせよ)ことは、支持されるであろうか。より安全な生活、居住形態に移行すべき、となるのではないか。