生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1414 ・片やウソつき首相、片や暴走老人という政治状況をどうしましょう

2012-11-04 07:00:12 | 日記

おはようございます。                                                               生き生き箕面通信1414(121104)をお届けします。

・片やウソつき首相に、片や暴走老人という政治状況をどうしましょう

 野田首相が国会答弁で二日連続でろれつが回らなくなり、新聞沙汰になりました。野田氏も自分で自分のほっぺたを平手打ちし、苦笑したそうです。議場からは「しっかりしろ」のヤジ。

 石原慎太郎氏は昨日11月3日、京都市内で橋下徹大阪市長と会談し、選挙協力を話し合いました。しかし、すんなりとはまとまらず、協議を継続するということで、決裂だけは避けました。石原氏は、東京都知事をしての後始末もせずに、あと2年以上も任期を残して、新党立ち上げに走り回っています。田中真紀子文科相が「暴走老人」と評したのですが、まさに無責任な相変わらずの暴走ぶりです。

 わざわざアメリカまで出かけて、「東京都が尖閣列島を買う」と言い出し、日中国交回復40周年をふっ飛ばしてしまいました。日中関係をブチ壊して険悪な空気を作りだしました。単なる暴走ではなく、危険極まりない暴走です。

 今朝の読売新聞は、野田首相の近況をまとめて4面で扱い、「野党の『うそつき』批判には苦慮しており、年内解散を探り始めたものの先行きは見えず、時間だけが経過しているようにみえる」と報じました。野田首相は昨日、内閣記者会とのインタビューで疲れているのではないかと問われると、「疲れとは関係ありません」と否定してみせました。しかし、首相を取り巻く情勢は、明らかに八方ふさがりで打開する方向は全く見えません。疲れるはずです。そして、「近いうちに解散する」という”公約”は、3か月経っても実行されずに店ざらしです。「ウソつき」批判はますます強まります。

 マスメディアはこうした政治状況に対し、きちんとした批判をしないままです。「誰と誰がくっつく」などの細かな政局報道に憂身をやつし、これからの日本がどの方向へ進むべきかという大きな課題に立ち向かう力が劣化しています。朝日も読売も、そしてNHKもジャーナリズムとしての責任を放棄して、無責任ぶりが目立ちます。

 結局、私たち有権者は、「普段の努力」で未来を切り開いていくほかないようです。