おはようございます。 生き生き箕面通信1418(121118)をお届けします。
・どこへ投票すればいいの? 石原・橋下新党も「原発推進」
「太陽」を吸収する形で、新「維新」がスタートすることになりました。しかし、何をめざしているのでしょう?どんな役割が果たせるというのでしょうか? しょせん、民自公3党の補完勢力に過ぎないのではないか、と思います。例えば、実体として、「原発の必要性は認め、原発を維持・推進する」方向です。日本を壊す結果となるTPP(環太平洋経済連携協定)についても、「積極的に推進する」としています。野田政権が進めようとする方向とほとんど変わりありません。
代表に就任する石原氏は「強くてしたたかな日本をつくる」といいます。「シナ(中国)は沖縄を狙っている」と、中国を「シナ」呼ばわりで蔑視し、いたずらに「強い日本」みたいな発言をしてみせる政治家です。本当の知性に欠ける品格のない人間です。本質は、「いかさま師」といっても過言ではありません。一般の人は「なにも中国を崇め、その配下にへりくだれ」と言っているのではありません。しかし、一部の人々の雰囲気の中には、尖閣諸島などの問題で「やってしまえ」と言わんばかりの風潮が醸し出されてきました。そうした風潮の受け皿として登場してきた石原・橋下新党は、「より危険な日本」へ導く雰囲気を漂わせています。選挙の投票場では、間違っても「維新の会」などに貴重な1票を投じないようにいたしましょう。
では、どこに投票しますか。ボク個人としては、「国民の生活が第一」にしたいのですが、大阪9区(箕面市など)にはその党からの候補者は出てきそうにない。といって、民主、自民にも投票したくない。仕方がないから、もう少し様子を見ます。
真の第3局として注目すべき「国民の生活が第一」に対しては、マスメディアがそろって無視する態度に出ています。朝日も読売も、そしてNHKをはじめとするテレビ界も、そろって”シカト”です。小沢一郎氏は、マスメディアのあれほどの”有罪キャンペーン”にもかかわらず、既得権力側との闘いの末、「無罪」となりました。本来、メディアはガン首を並べて謝罪し、小沢問題の検証結果を明らかにしなければなりません。それをほっかぶりして、できるだけシカトする。このマスメディア状況が、ひいては日本の政治をゆがめています。
登場に足を運んでも、「意中の人」がいないという選挙区が多いと思われます。しかし、次善の候補者を選ぶほかありません。