生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1431 ・野田佳彦氏が粛清を始めた――野田氏を落選へ追い込みたい

2012-11-21 07:00:16 | 日記

おはよございます。                                                                                  生き生き箕面通信1431(121121)をお届けします。

・野田佳彦(わるひこ)氏が粛清を始めた――野田氏を落選へ追い込みたい

 鳩山由紀夫氏が今回の衆院選に立候補しない意向を明らかにしました。本日11月21日に、野田首相に直接会い、引退を伝えるそうです。断念の理由は、「消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)推進は民主党のマニフェストと違う。したがって、党方針にしたがう誓約書に署名はできない」というものです。

 ついぞ聞いたことがない「誓約書に署名しろ」というやり方。野田氏は、「異論は一切、許さない」という強引さをむき出しにしました。

 鳩山氏は、「マニフェストを守ろう。大事にしよう」と言っているのです。これに対して野田氏がやろうとしている誓約書方式は、マニフェストと真っ向から反対の内容です。つまり、マニフェスト守ろうという鳩山氏を、守らない野田氏が「切り捨てる」という?付きの構図です。

 野田氏が強行しようとしているのは、「ごった煮の民主党を純化するもの」と評価する見方があります。確かに、異分子を追放するのは純化路線です。しかしそれは、「オレの言うことに反対の奴は出ていけ」ということを意味します。それを誓約書を書かせる”踏み絵”で貫こうとしているわけです。話し合いの中からより建設的な意見を作り上げる民主主義はあっさり捨て去りました。

 かつて共産党が、異なる意見を持つ者は「修正主義者」や「日和見主義者」のレッテルを貼って追放する純化路線を繰り返してきました。その結果、数十年経ってもいまだに少数政党にとどまり、革命の力強い胎動からは程遠い立場どころか、国政への影響力も微小にとどまっています。

 野田氏の民主主義を踏みにじっても強引に進める方式は、独裁者への道であり、橋下徹氏や、かつてのヒトラーと極めて近い危険なやり方です。野田氏こそ、民主主義を破壊する張本人として政界から追放すべき存在です。

 その野田氏への対抗馬として、国民新党の三宅雪子氏が挑戦することになりました。つまるところ、小沢氏の”刺客”です。野田氏は、民主党をここまでダメにしたA級戦犯です。民主党の「民主」が泣いています。本来なら自ら離党すべき存在です。しかし、そうはしないでしょうから、有権者の手で落選させるほかありません。野田氏の選挙区である千葉4区の有権者の見識にかかっています。

 写真は大阪・中之島公園です。本文とは何の関係もありません。