生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1437 ・嘉田知事を日本初の女性首相へ押し上げましょう――女性の奮起を

2012-11-27 06:59:33 | 日記

おはようございます。                                                                                  生き生き箕面通信1437(121127)をお届けします。

・嘉田知事を日本初の女性首相へ押し上げましょう――女性の奮起を

 日本はいまだに「男性優位社会」です。しかし、とっくに行き詰っています。行き詰っていながら、石原慎太郎氏のような、時代遅れの”暴走老人”がはばをきかせています。この状態を変えるには、女性の一層の奮起が欠かせないのではないでしょうか。

 今回、嘉田由紀子・滋賀県知事が第三局の焦点として急浮上してきたことは、絶好のチャンスといえます。本当は、ギリギリのタイミングでなんとか間に合った、というところが実感ではありますが。

 小沢一郎氏は早くから嘉田さんとの連携を働き掛けてきました。本日11月27日の朝日新聞朝刊によると、「水面下での動きは9月ごろ。小沢氏が嘉田氏に接触」(二面)とあり、読売朝刊も「関係者によると、嘉田氏は10月中旬、小沢氏と会談」(一面)とあります。しかし本当は、もっとすっと早くから接触していたのです。

 嘉田氏にはそのほかの政党からも働きかけがあったそうです。そうした中で、橋下・大阪市長が石原氏と合流したことが、「脱(卒)原発」の軸が危うくなったとの思いを強くさせ、第三局結集へ踏み切らせることになった、と解説されています。嘉田さんは本日、記者会見して自らの考えを明らかにします。

 小沢氏は昨日の記者会見で、嘉田氏との連携について、「仮に呼びかけがあれば、その政策、主張を検討して、対応を決めていく」と、受身のようは発言をしました。この発言は、あくまでも嘉田さんに主導権をとってもらうための配慮した言い方です。この際、嘉田さんがリードしながら連携が成立する形でなければ、「後ろで小沢が意図を引いている」とでも流されれば、せっかくの「オリーブの木」構想がつぶれかねません。

 それはともかく、フランスでは社会党政権が成立し、オランド大統領が「閣僚の半数は女性にする」と公約した通り、閣僚34人中、半数の17人を女性閣僚としました。そのなかには、アフリカ系もアジア系もいます。フランス政治には見習うべき点が数多くあります。

 日本では、頭の固いむくつけき男どもはこの際、少しおとなしくしていた方がいいとすら思われます。しかし、気になるのは、肝心の女性の勢いがまだ弱いことです。閣僚では田中真紀子さん一人、政党党首では社民党の福島瑞穂さんくらい。「みどりの風」は女性が代表なのでしょうが、よく分かりません。

 女性パワーは、官邸前デモなどで大きく盛り上がりました。放射能から子どもを守ろうとする母親の懸命の力が、脱原発のベクトルを支えているのも事実だと思います。しかし、まだ足りないのではないでしょうか。もっと、社会の前面に出てきていただきたい。男性側からのさまざまな障害や圧力をはね返し、男性を押しのけるパワーをさく裂させてほしいものです。女性にはその力があるはずです。そして、いまその力を発揮しなければ、日本そのものが沈んでしまします。その意味では、嘉田さんは希望の星です。

 箕面の滝道の風景です