おはようございます。本日から、結みのおのパソコン部長さんのお陰で、この「生き生き箕面通信」をFacebookでも配信できるようになりました。多くの人に目を通していただき、ご意見や感想を寄せていだければありがたいです。 生き生き箕面通信1418(121108)をお届けします。
・オバマ氏は勝利したが、リーダーシップは発揮できず、世界政治は混迷か
本日11月8日の新聞各紙は、「「オバマ氏勝利」を書き立てています。しかし、よく見てみると、「財政の崖は乗り越えられるのか」「対中国政策は?」など内外に問題山積で、とてもお祝いムードに酔える状態ではないという紙面です。先行き不透明への不安がにおい立っています。
オバマ氏は勝利演説で、「団結を固め、新しい国づくりへチャレンジ」と希望を語りました。しかし、上下両院でのねじれがある以上、指導力は発揮できないとの見方が有力です。つまり、議会で法案が通らず、「決められない政治」が続くという見方です。
世界は、アメリカという「ルール・メーカー」の存在を失い、国際会議を開けど「会議は踊る」状態へ陥りそうです。これまでは良くも悪しくも、アメリカというルール・メーカーのもとで平衡を保っていました。しかし、その影響力が衰え、世界は群雄割拠、それぞれが国益を主張して相争う時代へ突入すると見ざるを得ません。
世界は、地球人口70億人をどう食べさせていけるのか、苦しんでいます。豊かな国といえども、悠々とやっていけるところは一つもありません。しかし、豊かな国はより豊かになろうとして権益を拡大しようとしますから、そのあおりで貧乏国はますます貧窮にあえぐことにならざるを得ないのではないでしょうか。
その中で、日本はどう振る舞うべきなのでしょうか。現在の既得権益勢力、いわゆる旧体制は、アメリカ頼みです。アメリカさまのおっしゃる通りポチとしてしっぽを振り振り小走りでついていく姿を、世界から軽蔑の眼で見られそうです。独り立ちしない国は、世界の尊敬は得られません。
日本が急ぐべきは、まず食糧の自給力を高める努力です。コメを作る田んぼが、耕す人がいないために耕作放棄地とされているなど、愚の骨頂です。政治の貧困の象徴です。都会には、仕事がないために生活ほどを受けている人があふれています。一方、農業の担い手がいない?
江戸時代は、鎖国状態の中で他国に頼らすなんとか自給自足経済を回していました。江戸の時代へ戻れというのではありませんが、その時代から学ぶべき点はいまだからこそ多いといえそうです。
これからの4年間、オバマさんのアメリカについていく方がいいと判断すべきでしょうか。
*写真は、アメリカ西海岸を旅した時のもので、単なるあしらいです。