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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1261 ・「左翼はシャドーボクシング」と飯田哲也さん

2012-05-22 06:26:00 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1261(120522)をお届けします。



・「左翼はシャドーボクシング」と飯田哲也さん



 いくら強打を放っても、シャドーボクシングなら痛くもかゆくもない。そう

いいたいようです。飯田哲也さんの言です。朝日新聞5月19日の「be」で

フロントランナーとして取り上げられていました。



 テーマは、脱原発。もともと京大の原子核工学科で原子力を学び、就

職した神戸製鋼では原子力ムラの一員として東京電力福島第一原発内

の施設の設計にもたずさわった。そこで安全審査を話し合う場に立ち会

ったが、「反原発派に突っ込まれない言い訳の書き方」の指導を受けた

にすぎなかった。「異論を許さない強権的な姿勢と、内輪には甘い無責

任な体質」を見たのだそうです。そして、ムラにさよなら。



 「原発や化石燃料よりも、これからは自然エネルギーの時代と論陣を

張って足掛け約20年。その間、業界からどれほどけなされても、『そん

なものは政策一つで変わる』と、首尾一貫、訴え続けてきた」。いま、「未

来は僕らの方を向いている。そのためにこの10年戦う覚悟です」と、ハ

ラをくくっています。



 橋下徹・大阪市長の特別顧問を務めていることについては、「橋本さん

は極めて鋭い人。現実主義、実践主義という点で自分と同じにおいがす

る。いろいろと言われているが、意に介していない」と、現実主義に徹す

る構えです。「左翼にリアリティーがあったかというとシャドーボクシング

だったのじゃないかと思う。実現してなんぼ」と割り切っています。理想

論を振り回すだけでは、現実を変えられないというのです。つまり、白い

猫でも黒い猫でもネズミを取る猫はいい猫なのです。



 脱原発運動についても、「違う意見を認めないというのは、形を変え

た原発ムラと同じ。いろいろなやり方や意見を認め、協力するネットワ

ーク型の運動であってほしい」と話しています。飯田さんは、肩の力を

抜いて、「やるべきことをやるだけ」です。