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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1253 ・日中韓FTAを締結し「東アジア平和地域」の創設を

2012-05-14 06:26:00 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1253(120514)をお届けします。



・日中韓FTAを締結し「東アジア平和地域」の創設を



 日中韓3か国の首脳が昨日5月13日に北京で会談し、日中韓の自由

貿易協定(FTA)交渉を年内に開始することで合意しました。TPP(環太

平洋経済連携協定)問題が先鋭化したころ、ボクはアメリカ抜きの日中

韓貿易交渉をこそ推進すべきだと主張しました。アジアのことはアジア

の私たち自身で決めればいいことだからです。アメリカが介入してとや

かく口出しすべきではないはずです。



 世界経済のなかでも相応に重要な位置を占める日中韓3か国が、関

係をさらに緊密にすることで否応なく平和を維持しなければならなくなり

ます。これが最も大事なことではないでしょうか。



 しかし、アメリカは黙っていないでしょう。なんらかのちょっかいを出し

てくるはずです。少なくとも3か国がまとまることを、かならず邪魔立てし

てくるはずです。アメリカは、米中、あるいは米韓、さらには日米など、

アメリカを中心にそれぞれ2国間関係を緊密にする外交を展開する一

方、アメリカ以外の国同士が緊密な関係を構築することには強く反対し

てきました。日中韓3か国を分断統治する得意の方式です。さしあたり

TPPは、アメリカの目の届く範囲にまとめて取り込み、十把一絡げで

面倒を見ようとするものです。とくに日本のおいしいところをいただく、

まことに都合のよい枠組みにしようとしています。



 ところで、日本と中国との間には尖閣問題が、日本と韓国との間には

竹島問題が横たわっています。こうした問題も日中韓が良好な関係を形

作る努力をするなかで、解決できる道を見つけ出す以外にありません。



 「憎しみ」は、それをあると認識してあおれば、ぼうぼうと燃え盛ります。

静かに消えるのを待つ方法もあります。日中韓の地政学的位置関係は

動かすことができません。お互いに気に入らないからといって、引っ越す

わけにいかないことは自明の理です。それなら、友好関係を強める努力

をして、東アジアを平和の一帯として世界のモデル地域に育てあげたい

ものです。そのための大切な結びつきが日中韓FTAと位置づけられます。