生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1249 ・日本は荒廃の道へ迷い込むのか

2012-05-10 06:52:39 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1249(120510)をお届けします。



・日本は荒廃の道へ迷い込むのか



 

  

 小沢一郎氏の控訴が決まり、旧勢力側の「小沢は絶対に復権させない」という執ような力が改めて示されました。旧勢力側にとっては、小沢という存在はそれほど脅威なわけです。あらゆる手を使っても、復権を阻止しなければならない存在なのです。なぜそれほど、小沢排除にこだわるのでしょうか。



 小沢氏が、「真の改革」をめざしているからです。小沢氏が「真の改革者」であることを一番よく知っているのは、改革される側の旧勢力自身です。自分たちのレーゾンデートル(存立基盤)が根本からくつがえされようとしている。つまり、旧勢力にとっては「おいしい特権」が著しく制約されるという存立をかけて、小沢排除に動いています。



 その改革は、私たちにとってはどんな意味を持つのでしょうか。日本という国は、世界でもまれな豊かな自然に恵まれ、その自然にはぐくまれて優れた「人間力」をつちかってきました。だから、大きな災害からも立ちあがる力を発揮できます。



 太平洋戦争敗戦のがれきの中からも復興を遂げました。しかし、それから67年、復興の成功モデルは金属疲労をおこし、根本的な改革が必要になってきました。世界も大きく変わり、激動の時代に対応する日本の体制が求められています。

しかし、旧勢力はやはりぬるま湯がいいのです。この場合の旧勢力とは、日本を実質的に支配する官僚群であり、そこに結び付くあらゆる既得権グループです。その主なものは、第一に財界です。第二は大手紙などのマスメディア。そして、多くの学者が続きます。もちろん、戦後の日本を事実上作ってきたアメリカの日本ハンドラーズたちも、既得権益をむさぼっています。アメリカの日本ハンドラーズたちは、小沢氏を最も危険な人物として排除をねらってきました。



 しかし、日本が潜在的につちかってきた優れた要素を引き出せば、21世紀は日本がリードするほどになるにちがいありません。そうしたなかでの「控訴」です。いわば、最後の闘いになります。旧勢力側は当面、「小沢が秋の代表選に立候補できないようにしさえすれば、あとの小魚はどうにでもあしらえる」という考えです。



 このような押し込まれ方をすると、これまでは「ザッツ・オール」、勝負あったでした。ただ荒廃の道を進むしかありませんでした。しかし、いまは違います。草の根民主主義があちこちで育ってきています。これからの日本を背負うのは、あてがいぶちの情報に踊らされるのではなく、わたしたち自分の頭で考える自立した草の根の力です。