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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1242 ・なし崩し改憲が横行――すでに憲法は大幅に改憲されています

2012-05-03 06:56:11 | 日記



おはようございます。

生き生き箕面通信1242(120403)をお届けします。



・なし崩し改憲が横行――すでに憲法は大幅に改定されています



 対テロ作戦という名目で、アフガン攻撃をするアメリカ軍の後方支援

のためインド洋に自衛隊を派遣しました。ソマリアには海賊退治と称し

て、軍艦を派遣しました。原稿憲法では、「国際紛争を解決する手段と

しては武力は行使しない」と決めています。



 日本は外務省をはじめ政治家、官僚は、武力以外に紛争解決のため

の努力をいかばかりしたのでしょうか。実態は、アメリカから「旗を立てろ」

「軍靴の音を聞かせろ」と強く要求されて、ずるずる戦争に巻き込まれて

いるのです。



 国会は、自衛隊を派遣するにあたって、「検証委員会」を設ける、と付

帯決議をつけて法案を通したのでした。ところがあれから何年になりま

すか、いまだに検証は行われていません。イギリスでは当時の首相が

国会に呼ばれて、厳しい検証が行われました。当のアメリカですら、当

時のブッシュ大統領が「あれは間違いだった」と認めざるを得ませんで

した。唯一、検証をやっていないのが、日本です。



 本日5月3日の朝刊各紙は、朝日が一面の大型コラムで「民主主義の

赤字」に触れ、「投票ボイコットさせる気か」と1票の格差問題の解消を

取り上げました。社説は「われらの子孫のために」と題して、「将来を担

う世代を大切にすれば社会は栄え、虐げれば衰える。憲法記念日に、

そんな当たり前のことを想像する力を、私たちは試されている」と指摘

しました。



 読売は、社説で「改正論議で国家間が問われる」を主見出しに掲げ、

やはり「改憲」の提起です。



 両紙ともに、現在の憲法の優れた点を客観的に検証し、では「どんな

国柄を目指すのか」については、あまり触れていません。憲法論議を

する場合、欠かせないのは「どんな国をめざすのか」です。そのめざす

方向に向かって、まず現憲法下でやれることを徹底的に実行する。そ

れでも、どうにもならないことがあれば、そこで初めて手直しが出てくる

という順番のはずです。



 今日は、「憲法を守れ。ピース・ウオーク」が箕面中央学習センター

(図書館)の公園からヴィソラまで。そのあと、梅田までデモ行進(一部

電車)が予定されています。