おはようございます。
生き生き箕面通信1246(120507)をお届けします。
・フランス大統領選の日本への影響は?
フランス最大野党・社会党のオランド前第一書記(57)が、現職のサル
コジ氏を敗りました。ミッテラン氏以来17年ぶりの社会党政権が誕生す
ることになりました。
ユーロに強い影響力を見せてきたドイツのメルケル首相との”メルコジ
体制”は見直しを迫られ、ユーロに対する通貨不安が再燃するのか、週
明けの動向が注目されています。これからは新しい”メルコランド体制”と
なりますが、どう動くか、しばらく様子見になります。
現職サルコジ氏の敗因として挙げられているのが、財政再建のため
の緊縮財政。財政を引き締める経済運営は、フランスでも人気があり
ません。といって、現実に国の経済運営に責任を持つ現職は、いたず
らにばらまき的なポピュリズムに走ることもできない。その間隙をねら
って、自分の国さえよければいいではないかという内向きポピュリズム
が票を伸ばすことになる。財政再建とポピュリズムとのバランスという
むずかしい問題を突きつけられています。
これはアメリカ、ドイツなどでも同じです。そして日本も。
日本への影響は、しばらく様子見するほかないありませんが、市場
では本日は円高に振れるのではないかという見通しが強まっています。
「エン」に対しては「ユーロ」や「ドル」に対して相対的とはいえ、まだ買い
人気が先行しています。この円高が続いている間に、円高を活用した
経済政策で日本経済の体質改善を進めるべきです。しかし、財務省に
手を引かれる野田政権では無理です。フランスの教訓を生かすべきで
すが、あまり期待できません。
生き生き箕面通信1246(120507)をお届けします。
・フランス大統領選の日本への影響は?
フランス最大野党・社会党のオランド前第一書記(57)が、現職のサル
コジ氏を敗りました。ミッテラン氏以来17年ぶりの社会党政権が誕生す
ることになりました。
ユーロに強い影響力を見せてきたドイツのメルケル首相との”メルコジ
体制”は見直しを迫られ、ユーロに対する通貨不安が再燃するのか、週
明けの動向が注目されています。これからは新しい”メルコランド体制”と
なりますが、どう動くか、しばらく様子見になります。
現職サルコジ氏の敗因として挙げられているのが、財政再建のため
の緊縮財政。財政を引き締める経済運営は、フランスでも人気があり
ません。といって、現実に国の経済運営に責任を持つ現職は、いたず
らにばらまき的なポピュリズムに走ることもできない。その間隙をねら
って、自分の国さえよければいいではないかという内向きポピュリズム
が票を伸ばすことになる。財政再建とポピュリズムとのバランスという
むずかしい問題を突きつけられています。
これはアメリカ、ドイツなどでも同じです。そして日本も。
日本への影響は、しばらく様子見するほかないありませんが、市場
では本日は円高に振れるのではないかという見通しが強まっています。
「エン」に対しては「ユーロ」や「ドル」に対して相対的とはいえ、まだ買い
人気が先行しています。この円高が続いている間に、円高を活用した
経済政策で日本経済の体質改善を進めるべきです。しかし、財務省に
手を引かれる野田政権では無理です。フランスの教訓を生かすべきで
すが、あまり期待できません。