生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信961 ・「僕は『反原発』の立場で最後まで闘う」と俳優の山本太郎

2011-07-26 05:57:39 | 日記

 おはようございます。今年8月6日の広島原爆忌に、プロ野球広島対巨人の公式戦を53年ぶりに行い、平和に感謝するイベントが行われることになりました。5歳で被爆した元巨人の張本勲さんは「私は被ばく最後の世代として核廃絶を訴える義務がある」と訴えています(本日の読売新聞朝刊第2社会面より)
 生き生き箕面通信961(110726)をお届けします。

・「僕は『反原発』の立場で最後まで闘う」と俳優の山本太郎

 俳優・山本太郎はこう語っています。「文科省が、子供の年間被曝許容量を20ミリシーベルトと定めた時、国は本気で子供たちを見殺しにすることを決めたんだと確信したんです。目先の利益を優先、そのためなら国民が犠牲になっても仕方ないという日本政府の姿勢に、激しい怒りを覚えました。だが、自分は? 生活のため、と上げるべき声を上げていないのではないか」

 発売中の「週刊現代」(8月6日号)に4ページにわたる山本へのインタビュー記事が掲載されました。山本はそれまでもいろいろ悩んでいたそうですが、やはり芸能界から”干される”ことで生活が立ちいかなくなることを恐れて声を上げられなかった、と率直に語っています。しかし、堂々と主張し始めた時、涙があふれてきた。それは「何かを失うかも知れぬ不安、後悔の涙じゃない。これまで、本当の自分を押さえつけ、言うべきことも言えずにいた。声を上げた瞬間の涙は、本当の自分を取り戻した、解放の涙でした」「人間としての自分の本心が言えぬなら、そんな嘘くさい人生など生きていても仕方ない、と思ったんです」

 そして、すぐに反応があらわれ、7月、8月に予定されていたドラマからは降ろされた。

 「今は、草の根的な活動をこつこつ続けていくしかありません。先日も、都内の母親たちが主催する、放射能の危険性についての勉強会への参加を頼まれました。参加者は10人くらい。お茶会ですね。でも、引き受けますよ。そういった小さなムーブメントから発信し続け、世間の意識を少しずつ底上げし、本気で取り組む人を増やすことが大事だと思っていますから」

 今は福島県内の母子の避難・疎開を支援しているそうです。ブラックリストに載せられていても、「声がかかれば、俳優は続ける」つもり。「僕はもう、覚悟を決めています。一人でも、前を向いて進むだけです」