おはようございます。
生き生き箕面通信952(110717)をお届けします。
・小沢一郎支持の集い
「オザワを総理に」という支持者の集いが、昨日、大阪・天満橋のエル大阪で「関西 日本一新の会」として開かれました。まず、小沢氏の秘書を長く務め現在刑事被告人の石川知裕・衆院議員が「平成の大悪党――小沢一郎」と題して講演。つづいて大阪を中心に7人の現・前衆院議員がそれぞれ小沢氏を支持する思いを述べました。
「イチロー・イズ・バック」と石川氏は強調しました。これは、ヒトラーの攻撃を受けて英国が危機的な状況にあった時、それまで不遇だったウィンストン・チャーチルが海軍大臣として呼び戻され、それで海軍が「ウィンストン・イズ・バック」(やつが戻ってきたぞ)と奮い立ったエピソードになぞらえたものです。小沢氏は、民主党の政権交代の立役者ですが、いまは党員資格を停止され、党の代表選に立候補する資格すら奪われています。
*日本が国難のこのときに、いわれなきそしりに便乗して党員資格をはく奪した民主党執行部の見識のなさは、歴史的な立場からきちんと検証されなければならない。ただ、いまはとりあえずそれを保留します。
小沢王国とされる岩手県には、世界遺産の平泉はありますが、原発はありません。東北の原発とその関連施設は南から福島、宮城県に建設され、次の岩手は飛ばして、青森県に作られました。かつて自民党時代から権力の座にあり、実力者だった小沢氏は、その気になれば誘致できたはずですが、それが岩手県だけはないのです。もちろん、リアス式海岸という立地条件が不適という理屈をいう人もいますが、日本の土木技術はやる気になれば土地を造成することなどお茶の子さいさいです。環境を命がけで守ろうとした地元の醤油屋さんがいたこともあったでしょう。しかし、自民党絶頂期にも、小沢氏は原発誘致には積極的に動かなかったことも事実です。いまも、使用済み核燃料の最終処理(核ゴミの処理)技術が確立されていないことを重視しています。
石川議員への判決は9月後半に予定され、ほぼ無罪が大方の予想になっています。小沢氏の公判は来春の予定。おそらく無罪となるはずです。
日本という国がいまほど、真のリーダーを必要としている時期はないといえます。そのリーダーを中心に議論を尽くし合意を得て、日本の進むべき針路にカジを切る。いまならまだ間に合います。しかし、そうでなければ、長期低落の傾向をたどることにならざるを得ない。つまり、沈んでいくのです。いまのこの状況は、最終的には私たち有権者が引き受けるべきものです。未来の古土間たちに対する責任も今を生きる私たちにあります。