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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信783 ・民主党の党内恐怖政治

2011-01-28 06:22:20 | 日記
おはようございます。ツイッターが震源となって、エジプトの親米・ムバラク政権がぐらついてきました。すでにチュニジアでツイッター政変が起こり、イエメンでも反大統領デモが激化しています。
生き生き箕面通信783(110128)をお届けします。

・民主党の党内恐怖政治

 「小沢を支持し続けるなら、次の選挙のときは公認しないぞ」「刺客を立てるかも」――菅首相の主導あるいは了承のもとで、岡田幹事長や仙谷代表代行が小沢支持グループの議員に連日強烈な脅しをかけています。脅しばかりでなく、実際に党や国会の役員からも露骨に排除しています。

 たとえば、予算委員会は小沢系議員13人のうち11人を更迭しました。証人喚問が行われる場合、予算委員会がその舞台となるので、いまから親小沢系を遠ざけておこうという”用意周到な”やり口です。

 日本の国債が昨日一段階引き下げられ、日本の財政先行きが国際的に不安視される状態となりましたが、これに対するコメントを求められた菅さんは、「そういうことには疎いので、改めて」と、的確なメッセージを発することができませんでした。これは、国際的な金融情勢に対する危機管理能力の欠如を露呈したものです。

 北朝鮮が韓国の島を砲撃した時は、側近と「小沢対策」の打ち合わせに気を取られ、「その時、私はちゃんとテレビで推移を見ており、『大変だな』と思った」と答えていました。

 菅さんは、「小沢切り」の戦術を練ることに忙しく、国民生活は二の次にすぎません。

 だから、演説では「熟議が大切」と強調しながら、実際にやっていることは、党内でも恐怖政治で批判は力で押さえこむやり方に徹しています。西岡武夫・参院議長は「菅くんは『最強内閣』などといっているらしいが、仙谷を代表代行にして再び仕切らせる『再狂内閣』なんじゃないか」と、皮肉っています。

 発売中の「週刊新潮」(2月3日号)は「『あさま山荘』内閣の国会リンチ」というタイトルで覆面座談会を組んでいます。たしかに民主党執行部の小沢系議員に対する仕打ちは、連合赤軍があさま山荘で行った、仲間内を死に至らせる「総括リンチ」に匹敵するすさまじさです。それを昼日中、しかも国会でやるのだから、正気の沙汰とは思えません。

 菅さんは、表向きの演説では「挙党一致体制」が重要といっています。この挙党一致とは、「俺が右向けといえば、右向くことなんだ」ということです。「熟議」など、「それは政治的方便だよ」と、意にも介しない傲慢さ。

 日本の政治体質が旧体制(アンシャン・レジーム)から脱皮するには、こうした圧政・閉塞状態を克服できるか、陣痛の時期を経なければならないようです。神様からの試練です。

 大阪では2月12日(土)に、「打倒菅内閣!小沢支援デモ」が計画されています。午後1時に大阪市内の靭(うつぼ)公園に集合し、2時出発、御堂筋を難波方面へ行進します。