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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信767 ・「『真に自立した国民が主体の政治』これを確立するのが使命」と小沢一郎氏

2011-01-12 06:26:06 | 日記
おはようございます。「改造ってトップは入っていないんだ」(本日の朝日川柳より)。なにしろ菅さんは「石にかじりついても辞めない」のですから。
生き生き箕面通信767(110112)をお届けします。

・「『真に自立した国民が主体の政治』これを確立するのが使命」と小沢一郎氏

 「オレは小沢に勝った」と菅首相は周囲に漏らし、このところ鼻息が荒いそうです。

 菅さんの読みは、「小沢を国会へ引っ張り出す目途がついた。あとはジワジワと締め上げるだけ。抵抗しても、最後は除名して党から追い出せばいい」とハラをくくったわけです。「小沢を追い出しても、ついて行く議員はたかが知れている。これでオレは長期政権だ」と、息巻いているらしい。

 ところで、「長期政権で何をしたいの?」となると、それはありません。「マスコミ受けするテーマをあれこれ見つくろって、折々にばらまいておけばいい」 という程度です。それができなくてもちっとも構わない。もともとやる気はなかったのだから。

 政権交代で民主党に期待したのは、「官僚依存の政治からもっと国民のことを考える政治へ転換ができるかもしれない」ということでした。たしかに政権交代直後は、その動きが感じられました。ところが、すぐに風向きが怪しくなり、いまでは官僚依存へ戻ってしまいました。

 菅さんは財務相になってからは財務官僚に操られ、官僚依存を強めています。口先では「政治主導」といっているのだから、まさしく詐欺です。昨年の参院選時には突如「消費税増税」を打ち上げ、「自分の信任を問う」と断言しました。ところが、参院選で惨敗すると、すぐに消費税は引っ込めてしまい、自分の責任は口をぬぐって居座ってしまいました。

 国民生活に直結する政府予算も、その編成は財務相官僚がほとんどを作る官僚依存です。だから、「財源がない、財源がない」となり、いつも消費税増税が見え隠れしています。

 しかも、有権者に約束したマニフェストそのものを「見直す」と言い始めました。政治家が有権者と交わした契約である「マニフェスト」は、死力を尽くしてもます実現する道筋がなければならないはずです。ところが、官僚にいいように操られてばかりで、その挙句に「財源がない。マニフェストは見直さざるを得ない」では、明らかな契約違反です。

 小沢一郎氏が政治生命を賭けて営々と努力してきたことは、「真に自立した国民が主体の政治体制」の確立です。自立した国民、あるいは有権者との契約は「一義的に守る」のが、当たり前なのです。それができなければ、まず責任を明らかにしなければならない。それが、小沢の政治です。

 朝日や読売、あるいはNHKをはじめとする大手のメディアは、「小沢をつぶせば日本が良くなる」ような印象を振りまいています。しかし、例えば小泉首相(当時)の秘書として隠然たる力を振るった飯島氏ですら、「小沢氏は無罪になるだろう」と公然と発言しています。

 日本の大手のメディアは、小沢氏を「推定無罪」ではなく、「推定有罪」という民主主義国では考えられない「魔女狩り裁判」にかけています。そして、「小沢無罪」が出る前に完全に川の中に沈めてしまおうと棒で叩いているのです。

 今日、明日の民主党両院議員総会そして党大会を通じて、菅、仙谷、岡田、前原、野田、枝野あるいは渡部恒三氏らの発言が幅をきかし、マスメディアはその発言を拡声機よろしくがなりたてることになりそうです。

 朝日ニュースターというテレビでは平日の夜8時から「ニュースの深層」という番組を組んでいますが、昨夜は小沢一郎氏が出演し、司会の上杉隆氏を相手に政治家としての信念を語っていました。気持はまったく萎えていないように受け取れました。

 司会者が、「いま最もやらなければならないと思っていることは何ですか」と質問、これには、「自立した国民が主体の政治を確立することです」と答えていました。あたりさわりのない優等生の発言ではありません。小沢氏の政治家としての軌跡はそれを裏付けています。

 わたしたちは今、「自立した国民」として自分の頭で考え判断することが求められています。ともすると、マスメディアに判断をゆだね、そのあげくメディアに振り回される世論、”空気”が形づけられ、それにまた振り回されている。それが実態に近いのではないでしょうか。それでは、子孫への責任を欠いた歴史を引き継ぐことになりかねません。