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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信760 ・人間性下劣な菅首相と品性低劣な朝日新聞

2011-01-05 06:35:30 | 日記
おはようござます。「好き嫌い小沢踏み絵にする総理」(今朝の朝日川柳より)
生き生き箕面通信760(110105)をお届けします。

・人間性下劣な菅総理と品性低劣な朝日新聞

 本日の朝日新聞朝刊は一面トップに、「小沢切り」を持ってきました。見出しは「『小沢切り』菅色鮮明」。昨日の菅首相の年頭記者会見での発言をとらえたものです。日本にかかわる昨日のさまざまな出来事のなかで、菅首相の「小沢切り発言」が最も重要でニュース価値が高いと判断した結果、トップ記事にしたわけです。つまり、ここには朝日の判断と姿勢が明らかにされています。

 菅首相は、 「不条理を正す政治が重要」と力説しました。不条理?。何のこっちゃ。「不条理」とは、筋が通らないこと、道理が立たないこと。実存主義のカミュが作った哲学用語としての「不条理」は、「人生の非合理でどうしようのない状況」をさします。しかし、小沢問題は、そのような意味での「不条理」なのでしょうか。

 元旦に菅首相がしたことは、首相公邸に民主党議員を招いて「新年会」を開いたことでした。小沢氏が毎年、私邸で新年会をやっているので、そこに行かせない、あるいはどちらに行くか、踏み絵を踏ませるという魂胆でした。昨年は、菅氏自身が小沢氏の私邸に駆けつけ、例の作り笑いをしながら「小沢新年会」に参加していました。

 年頭会見では、「小沢氏は自ら説明するといわれていたのだから、そうされるべきだ」と強調し、離党あるいは議員辞職をもにおわせました。そこまで徹底して切ろうとするのは、そうすることが支持率上昇に役立つという計算が第一。第二は、小沢を切ることで「公明党」と手を結べるという計算です。

 朝日は本日の社説でも、「本気なら応援しよう」という見出しで、首相の年頭会見を取り上げました。その結びは「通常国会が始まる前に、小沢一郎氏の政治倫理審査会出席を実現する。それがすべての出発点である」。なんとも見上げた社説です。

 小沢問題の本質は、日本の真の独立と、世界の平和に寄与する日本を作ろうとする小沢氏に対し、それは絶対に許さないというアメリカの意図、その意図にしたがわされている現政権と、朝日などのマスメディアという構図にあります。アメリカの意図に乗る方が事故の利益にもなる検察が、小沢のカネ問題、いわゆる「政治とカネ問題」をでっち上げました。それを百も承知でいながら、自己保身のために利用している人たちが大勢います。

 小沢氏の闘いは、田中角栄以来続く日本の真の独立のための闘いなのです。
 
 小沢バッシングがこれほど長く続きながら、小沢氏がいまでもトップニュースになるのは、その後ろに膨大な小沢支持層が控えているからです。マスメディアが隠しても、ネットやそのほかのミニ・メディアなどを通じて隠然たる勢力が構築されてきました。

 菅さんの人間性の下劣さ、朝日など大手メディアの品性低劣さは、次第に明らかにされつつあります。しかし、状況が厳しいのも事実。ぼくは、小沢氏の健康が心配です。小沢氏はぼくとほとんど同世代。もう若くはないし、心臓に不安も抱えています。今年は最後の頑張りの年です。