おはようございます。政治の「3月危機」がまたぞろ活字になりはじめました。
生き生き箕面通信782(110127)をお届けします。
・菅さん、「最小不幸社会の実現」がホントにあなたの政治理念なのですか
施政方針演説で明らかにした菅首相の政治理念は、第1がTPPなど「平成の開国」、第2が「最小不幸社会の実現」、第3が「不条理を正す政治」でした。
これら3つともに異論があるのですが、なかでも違和感をぬぐえないのが「最小不幸社会の実現」です。
なにより「不幸」はどんなに最小にしてみても、「不幸は不幸」です。片や政治というものは理想をめざし、努力するものでなければならないはずのものではないでしょうか。あくまでも国民が「夢のある未来」をめざして、今を努力する。それが「国づくり」であり、「この国の形」を「この国たらしめる」ものだと信じます。
憲法には「健康で文化的な生活を保障する」とあり、この憲法を実現するために日常普段の努力が欠かせないと明確にしています。
それをないがしろにして、わざわざ「最小不幸社会」などというた概念を持ち出す必要はありません。政権交代の1丁目1番地は「国民生活が第1」ですから、これをどうすれば実現できるか、にしぼって知恵を働かせ、汗をかけばいいのです。ことは単純明瞭のはずです。
菅さんには、言葉を大切にするという「素養」というか、「教養」が致命的に欠けているようです。言葉というものは、言葉そのものの中にこもっている「言霊」が命です。ところが、菅さんからは、言葉を単に使い捨てにするだけの行動原理しか見受けられません。
そういえば、漢字も十分に読めないことが永田町で話題になっています。あの麻生太郎さんに勝るとも劣らない漢字音痴、いい勝負だそうです。しかし、マスメディアも、2代も漢字が読めない総理がいることが世界に明らかになるのはまずいと、今回は話題にせずに隠すことにしているのです。
漢字が読めないだけでなく、深刻なのは、事柄の本質が把握できない”スッカラカンの菅”という実態です。「最小不幸社会」というテーマをいまだに得意げに掲げるところにも、政治の本質が理解できていないことは明瞭ですが、第1の理念の「TPP」(環太平洋経済連携協定)にしても、そうです。その本質が分かっていないにもかかわらず、ただ、国を開けば、「平成の坂本龍馬になれる」と思い込んでいる。
連立を組んでいる国民新党の亀井静香代表は昨日の記者会見で、TPPに触れ「日本だけが丸裸になれない。『のぼせるな』と言いたい」と語気鋭く菅首相を批判しました。この発言、今朝の新聞は朝日も読売も1行も報じていません。朝日も読売も、アメリカに追随するTPP推進の立場ですから、それに対する異論は報じないのです。こうした点は、TPPに関連してこれからもしばしばあることですから、私たちはよほど「ニュースを読み解く力」、つまりマスメディア・リテラシーの力を鍛えていく必要を自覚しないわけにはいきません。
それにしても、朝日も読売も、なぜ「最小不幸社会」というチンケなキャッチフレーズもどきにモノ申すことなく、そのまま活字にして平然としておられるのでしょう。多分、政治部記者も、菅さんと同様なのだからだなのでしょう。劣化するジャーナリズムがどこまで落ちぶれるのか、涙目をしながら興味津津です。
生き生き箕面通信782(110127)をお届けします。
・菅さん、「最小不幸社会の実現」がホントにあなたの政治理念なのですか
施政方針演説で明らかにした菅首相の政治理念は、第1がTPPなど「平成の開国」、第2が「最小不幸社会の実現」、第3が「不条理を正す政治」でした。
これら3つともに異論があるのですが、なかでも違和感をぬぐえないのが「最小不幸社会の実現」です。
なにより「不幸」はどんなに最小にしてみても、「不幸は不幸」です。片や政治というものは理想をめざし、努力するものでなければならないはずのものではないでしょうか。あくまでも国民が「夢のある未来」をめざして、今を努力する。それが「国づくり」であり、「この国の形」を「この国たらしめる」ものだと信じます。
憲法には「健康で文化的な生活を保障する」とあり、この憲法を実現するために日常普段の努力が欠かせないと明確にしています。
それをないがしろにして、わざわざ「最小不幸社会」などというた概念を持ち出す必要はありません。政権交代の1丁目1番地は「国民生活が第1」ですから、これをどうすれば実現できるか、にしぼって知恵を働かせ、汗をかけばいいのです。ことは単純明瞭のはずです。
菅さんには、言葉を大切にするという「素養」というか、「教養」が致命的に欠けているようです。言葉というものは、言葉そのものの中にこもっている「言霊」が命です。ところが、菅さんからは、言葉を単に使い捨てにするだけの行動原理しか見受けられません。
そういえば、漢字も十分に読めないことが永田町で話題になっています。あの麻生太郎さんに勝るとも劣らない漢字音痴、いい勝負だそうです。しかし、マスメディアも、2代も漢字が読めない総理がいることが世界に明らかになるのはまずいと、今回は話題にせずに隠すことにしているのです。
漢字が読めないだけでなく、深刻なのは、事柄の本質が把握できない”スッカラカンの菅”という実態です。「最小不幸社会」というテーマをいまだに得意げに掲げるところにも、政治の本質が理解できていないことは明瞭ですが、第1の理念の「TPP」(環太平洋経済連携協定)にしても、そうです。その本質が分かっていないにもかかわらず、ただ、国を開けば、「平成の坂本龍馬になれる」と思い込んでいる。
連立を組んでいる国民新党の亀井静香代表は昨日の記者会見で、TPPに触れ「日本だけが丸裸になれない。『のぼせるな』と言いたい」と語気鋭く菅首相を批判しました。この発言、今朝の新聞は朝日も読売も1行も報じていません。朝日も読売も、アメリカに追随するTPP推進の立場ですから、それに対する異論は報じないのです。こうした点は、TPPに関連してこれからもしばしばあることですから、私たちはよほど「ニュースを読み解く力」、つまりマスメディア・リテラシーの力を鍛えていく必要を自覚しないわけにはいきません。
それにしても、朝日も読売も、なぜ「最小不幸社会」というチンケなキャッチフレーズもどきにモノ申すことなく、そのまま活字にして平然としておられるのでしょう。多分、政治部記者も、菅さんと同様なのだからだなのでしょう。劣化するジャーナリズムがどこまで落ちぶれるのか、涙目をしながら興味津津です。