生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信391 ・今年の10大ニュース第1位は「政権交代」

2009-12-27 07:30:30 | 日記
おはようございます。今年もいよいよ押し詰まってきました。たくさんの課題が来年に持ち越されます。来年はひとつひとつ解きほぐしていく年にしたいものです。
生き生き箕面通信391(091227)をお届けします。

・今年の10大ニュース第1位は「政権交代」
 今年は「政権交代」を果たすことができました。それだけで政治的には大きな収穫があった年と評価したいと思います。「政治疲労」をきたしたポンコツ自民党政治。とっくに歴史的な使命を終えていました。本来なら細川政権発足とともに消え去るべきでした。

 ところが、「消費税廃止、国民福祉税創設」などという強引な手段で乗り切ろうとした唐突な深夜の記者会見。この”オザワの失敗”により、ゾンビのように自民党を甦らせてしまいました。

 ただこの細川政権で、将来につながるタネが播かれました。それが、中選挙区制から小選挙区制への移行という選挙制度の大改革です。この選挙制度で、一度は自民党が小泉選挙で歴史的な大勝利をおさめました。ところが、それから4年後の今年、ようやく有権者がみずから選択した鳩山政権発足へと結実したのです。思えば、選挙制度改革からの”失われた16年”でした。

 有権者は、いや国民はいま鳩山政権を注意深くみている段階です。支持率は低下傾向にあるようにみえます。

 しかし、政権支持率を浮上させる策があります。それは、国民とともに国づくりへ努力しようとする呼びかけであり、具体的な働きかけです。多くの国民が、国づくりへ参加することにやぶさかではないと考えているのではないでしょうか。国民は、この日本という国をいい国にしたいと思っているはずです。その力を引き出しさえすれば、幾多の困難を乗り切ることができるはずです。

 日本というこの国は、世界のなかで充分に役割を果たす潜在能力を持っています。世界から尊敬を受ける国を作る力を持っています。

 政権交代は、何かが変わってほしい、何かが始まってほしい、という投票結果でした。ハネムーン期間の100日は過ぎました。そして年が変わります。新年は、何かが始まる年にしたいものです。その第一は、普天間問題に代表されるアメリカとの付き合い方の見直し。本当に最も大切なのは、この国が何で食っていくのかという経済の舵取り。優れたテーマ、技術はあります。環境、医療、介護、農業……。財政再建。年金など将来への不安の解消。

 一人の人間が尊厳をもって生きていくには、職業を持ち、自分の食い扶持は自分で稼ぐ、それが根本です。その場を用意することは、鳩山政権の大変大事な緊急課題です。

 来年は、この国の活力を甦らせるために、それぞれがそれぞれの場で自分の役割を果たしたいものです。