生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信367 ・「潮目は変わった」―普天間基地はグアムへの移転を

2009-12-03 06:25:47 | 日記
お早うございます。昨日、がん対策協が長妻厚労相に「たばこ1箱千円」を提言しました。大賛成です。
生き生き箕面通信367(091203)をお届けします。

・「潮目は変わった」―普天間基地はグアムへの移転を
 政府はどうやら「普天間基地問題は越年やむなし」になったようです。

 社民党が辺野古への移転反対で党内一致、さらに国民新党も同調することが明確になったことが利きました。キャスチングボートを握る少数政党の存在意義が発揮されたわけですが、今回は「意味がある動き」だったと評価したいと思います。

 「この国の形」を整えていくためにも、安全保障問題は避けて通れず、時間をかけて論議しなければならない時期ですよね。

 ぼくは、他国の軍隊を日本に置いておく必要はきわめて少ないと判断する立場です。また、戦争あるいは武力行使する物理的実力はできるだけ努力して減らすべきと考えます。

 世界のさまざまな問題が、話し合いだけでは解決しない、ときには実力行使、あるいは戦闘による解決しかないのも事実の現代です。残念ながら。それでも、武力は減らして、話し合いにもっていくほかないではありませんか。

 日本は、そうした方向への旗振り役に徹するべきだと信じます。それこそが、日本の「この国の形」をこの国たらしめる由縁ではないでしょうか。そうした立場でこそ、憲法9条は現代的意味をもっていっそう光輝くのだと思います。

 アメリカ軍は、すでにグアムを拠点にする戦略を進めつつあるとも伝えられています。「日本がお金を出して辺野古に作ってくれるなら、それはありがたい」くらいの位置づけなのです。

 グアムは101年前、アメリカがスペインから奪取して以来、アメリカ領に組み込まれています。一時、68年前の12月8日、日本海軍が真珠湾を攻撃した5時間後に、グアムも攻撃し、同10日には占領しました。いまは観光地であり、一大軍事基地です。アメリカにしても使い勝手はグアムの方がいいのです。

 辺野古やむなしの北沢防衛省も「越年」に傾いたようです。あとは沖縄だけでなく、日本本土でも米軍基地撤去の機運を盛り上げる時機です。来年は、日米安保改定50年の節目です。安保条約の現時点での意義についても、もう一度考えてみましょう。