おはようございます。今年も「十大ニュース」を考えるシーズンになりました。
生き生き箕面通信366(091202)をお届けします。
・闘米から従米へ、そしてこれからは……
「密約文書に自分が署名した」と、密約の当事者が初めて法廷で証言しました。本日の朝刊各紙が一面で伝えています。
元外務省アメリカ局長の吉野文六氏が、元毎日新聞記者の西山太吉さんらが求めた情報公開訴訟で昨日、東京高裁の場で証言したものです。吉野さんは「歴史の歪曲は国民のためにならない。真実を語る心境になった」と話しています。
これまで「文書は存在していない」と全否定していた国(外務省)も、しぶしぶ調査を始めるようです。
もともとは、日米開戦時にアメリカと闘うという無謀な決定をした「闘米」から、敗戦後沖縄はアメリカが長らく占領し、その復帰にあたって基地の現状復元費などを日本側が負担する「従米」となり、核持ちこみなども密約になりました。
国の全否定が改まりつつあるのは、ひとえに政権交代の結果です。この点は、本当に政権交代の必要性を実感させるもので、少しもやもやが晴れ、スッキリしてきた部分です。
振り返ると、68年前の本日、山本五十六・連合艦隊指令長官は「ニイタカヤマノボレ 1208」と、よく知られた暗号で全軍に指令を発しました。「日米開戦は12月8日」という指令でした。すでに南雲中将指揮の機動部隊は、千島からハワイへ向けて出撃、真珠湾を攻撃する戦闘機を載せた艦隊は一路、太平洋上を南下していました。
わずか70年足らずの間のことを見ただけでも、汲むべき歴史的な教訓がいくらでもあります。わたしたちはもっと自分たちの歴史を学ぶ必要を強く感じます。
そのうえで、さて「これからの日米関係はどう構築していくべきか」です。前提は、世界平和と安定に貢献する日米関係であることが絶対の条件であるはずです。日本の安全保障は「アメリカさんに守ってもらう」などという安易な立場は、取らないことにしましょう。「自分たちの国は自分たちで守る」ことを否応なく覚悟しなければならない状況になってきています。アメリカにとっても「日本は重荷」になりつつあるからです。
生き生き箕面通信366(091202)をお届けします。
・闘米から従米へ、そしてこれからは……
「密約文書に自分が署名した」と、密約の当事者が初めて法廷で証言しました。本日の朝刊各紙が一面で伝えています。
元外務省アメリカ局長の吉野文六氏が、元毎日新聞記者の西山太吉さんらが求めた情報公開訴訟で昨日、東京高裁の場で証言したものです。吉野さんは「歴史の歪曲は国民のためにならない。真実を語る心境になった」と話しています。
これまで「文書は存在していない」と全否定していた国(外務省)も、しぶしぶ調査を始めるようです。
もともとは、日米開戦時にアメリカと闘うという無謀な決定をした「闘米」から、敗戦後沖縄はアメリカが長らく占領し、その復帰にあたって基地の現状復元費などを日本側が負担する「従米」となり、核持ちこみなども密約になりました。
国の全否定が改まりつつあるのは、ひとえに政権交代の結果です。この点は、本当に政権交代の必要性を実感させるもので、少しもやもやが晴れ、スッキリしてきた部分です。
振り返ると、68年前の本日、山本五十六・連合艦隊指令長官は「ニイタカヤマノボレ 1208」と、よく知られた暗号で全軍に指令を発しました。「日米開戦は12月8日」という指令でした。すでに南雲中将指揮の機動部隊は、千島からハワイへ向けて出撃、真珠湾を攻撃する戦闘機を載せた艦隊は一路、太平洋上を南下していました。
わずか70年足らずの間のことを見ただけでも、汲むべき歴史的な教訓がいくらでもあります。わたしたちはもっと自分たちの歴史を学ぶ必要を強く感じます。
そのうえで、さて「これからの日米関係はどう構築していくべきか」です。前提は、世界平和と安定に貢献する日米関係であることが絶対の条件であるはずです。日本の安全保障は「アメリカさんに守ってもらう」などという安易な立場は、取らないことにしましょう。「自分たちの国は自分たちで守る」ことを否応なく覚悟しなければならない状況になってきています。アメリカにとっても「日本は重荷」になりつつあるからです。