水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」
カルテ番号 ま・7(7)
ある人はキリスト教で救われたかもしれない。
ある人はイスラム教で救われたかもしれない。
ある人はヒンズー教で救われたかもしれない。
だが、救われた人同士で戦争する・・・
そして他宗教の国に爆弾を落とし、爆弾を破裂させる。
そこには、赤ちゃん、幼児、妊婦、病人、お年寄りがいる。
神道は、いわゆる宗教とは別なものだ。
確かに政治にも利用されたし、行政上から組織も存在する。
だが、その中身は個人の救いではない。
信じる者だけを守るわけではない。
人類の救いであり、生物の救いだ。
自然の救いであり、そこに生きる全てに共通する。
そういうことを、真木は神道と接する事で学んだ。
ある日、叔父に呼ばれた。
北部の神社を受け持ってくれ、と。
それは宮司として責任者になれ、ということだった。
そして、いろいろを覚えて、やがて幾つかの神社を任せると言われた。
断れない状況もあった。
叔父の健康が衰退してきていた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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カルテ番号 ま・7(6)
森羅万象を神とする概念。
そして、恐れ、畏れ、敬い、感謝する。
この概念を大切にすれば、未来は続く。
人間は地球と共に生きられる。
共存共栄のヒントは、遥か古にあった。
真木は、神道はとても凄いと思った。
過去ではない。
古(いにしえ)から現代の生き方が示されている。
それは未来に向かって道が創られていた。
信じる者だけを対象とした宗教とは次元が違う。
人間だけを対象とした、浅はかな宗教とは違う。
神道というのは、自然に対して、素直な反応から学んだのだろう。
素直は・・・とても深いところと反応する。
神道は、宗教ではない、と思った。
神道は、生命の道標(みちしるべ)。
惟神(随神・かんながら)とは、とても深く峻烈な道でもあった。
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カルテ番号 ま・7(5)
神道の神。
知れば知るほど深い。
宮司の叔父がいたから抵抗はなかったが、信者ではなかった。
正月に神棚に向かい、彼岸やお盆では合掌し、クリスマスは楽しむ。
真木も多くの日本人と同じ意識だった。
神社が神聖な場所だとは思っていたが、神がいるとは思わなかった。
その神の概念があいまいだった。
元々、神道の神はイメージし難い。
一神教のように擬人化していない。
八百万(やおよろず)の神は、何でもアリに思える。
人間は、しばしば自然の恐さに直面する。
それは恐れとなり、被害を少なくする為に畏れになる。
畏れは敬いになり、神聖な対象になる。
自然は多種多様に姿を変える。
山であり、海であり、風であり、季節の変化でもある。
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カルテ番号 ま・7(4)
就職先が見つからなかったから入った道。
神職という一般的ではない職業。
会社などの組織から給料をもらうサラリーマンではない。
といって、自営業というジャンルとも違う。
神道を学ぶにつれ、これは生活の糧を得る職業とは違うと思った。
通常の仕事の一つとして選んだ人も沢山いるだろう。
長年神官を続けていても、儲ける事を主体にしている人も多いだろう。
神という商品を扱っているだけと思っている人もいるだろう。
それは、どの業界でも同じだ。
人は様々であり、同時にマクロで観れば似ている。
その道をプロとして歩む人もいれば、商売として割り切る人もいる。
どこであろうとも誠実な人もいれば、デタラメな人もいる。
真木は、たまたま出会ってしまっただけだ。
自分がのめり込める職に出会ってしまった。
この仕事が出来る事に感謝できる世界に出会ってしまった。
収入の事や将来の安定などと天秤にかけられない職に出会ってしまった。
運命、かもしれない、と思えた。
もしかしたら、天職かもしれない、と思えた。
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カルテ番号 ま・7(3)
研修所に入り、神道の事を学んでいくうちに神への考え方が変わった。
多くの外国の一神教の神とは根本から違う。
日本の神は基本的には自然神だ。
それは、森羅万象に神が宿るという八百万の神という概念だ。
森羅が自然神なら、万象には人工的な事象も含まれる。
つまり、人間の行いの中にも神がいることになる。
衣服を作れば、衣服の神がいる。
学問をすれば、学問の神がいる。
恋をすれば、恋の神がいる。
あらゆる出来事に神がいる。
あるいは、神の息吹や仕草が影響する。
自然神も幾つも分かれ、重複する。
大地の神がいて、その中に山の神もいる。
山の中では木の神も獣の神もいる。
海の神もいるし、川の神もいる。
その中の魚の神もいるし、その魚の豊漁の神もいる。
真木は、それらの考え方を凄いと思えた。
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カルテ番号 ま・7(2)
神という概念に対して、真木は違和感がなかった。
博人が子供時分から叔父はよく真木の家に来ていた。
神主姿が普通だったから、叔父の仕事が特別な事だとは知っていた。
そして神社というのは、神様がいるところだと教えてもらっていた。
神聖という意味はわからなかったが、汚してはいけない場所だと思っていた。
成長するにつれ、人間に似た神様はいないが、神という概念は大切だと認識した。
博人の認識する神と、叔父の口にする神が違う事も知っていた。
叔父は見えないが、そのまま実際に神がいる、という。
だが反論も議論もしなかった。
神という概念はそれでいいのだと思っていた。
例えばキリスト信者の神とイスラム教徒の神は違う。
アフリカの土着民にも神がいる。
アラスカのエスキモーにも神がいる。
北欧にも、南米にも、インドにも、それぞれの神がいる。
それぞれが信じている神を否定できない。
議論したら、どこまでも平行線の争いになってしまう。
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カルテ番号 ま・7(1)
真木博人は神職になって20年目だった。
神社は人手不足だ。
神社の数とその代表である宮司は一致しない。
おおよそ8分の1くらいしかいないのだ。
つまり、多くの宮司は複数の神社を受け持っている。
大学を卒業したが、世の中は不景気の真っ最中。
宮司をしていた叔父の薦めもあって、養成所に入った。
卒業後、宮司になれる資格は得たが、しばらく叔父の神社で修行した。
最初は他にすることもなく、成り行きで入った道だ。
神職などという特別な世界に入りたいと思っていたわけではない。
だが、年が経つにつれ自然と溶け込んでいった。
だからこそ、宮司になろうとは思わなかった。
宮司は神社の人間側の代表者。
神社はあくまでも神の社だ。
神に仕える仕事はいいが、代表者の器ではない。
それは、自分が宮司になっては失礼だろう、と思っていた。
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カルテ番号 あ・28 7度目(45)
八百比丘尼といわれる尼僧も長寿族だろう。
その長きにわたる知識を活かし、多くの民の病を救った。
人魚の肉を食べ、不老不死になったというのは言い訳だろう。
表舞台に出ないで、影から民を手助けしていた長寿族は多い。
人間の生命の短さ、儚さを体験した慈悲だ。
こうしてみると、愛田恵子は隠れて過ごすタイプではない。
まだ少なくても600年は生きるだろう。
その間、多くの人々の悲しみを背負う。
だからこそ、多くの人々の生きる手助けをしていくのだろう。
今回の大災害に対する行いは、愛田恵子でなければできない。
長寿族もいろいろなタイプがいる。
風間陽水は表に出ない。
対個人として、人間に関わるのが生き方なのだろう。
大きな仕掛けには加わらない。
愛田恵子のような人を、一人の人間としてサポートはするが。
ウワサを聞いて、縁をもった人だけを相手にする生き方だ。
大災害が起こる事を知っていても、黙っているだけだ。
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カルテ番号 あ・28 7度目(44)
天海僧正という安土桃山時代から江戸初期まで政権の裏で活動した坊さんがいる。
100歳以上の寿命は間違いないが、出生が明らかではない。
134歳という説もある。
常識ある歴史学者なら、それ以上の説はとりあげられない。
だが長寿族ならもっと長生きだったろう。
家康から家光という中心人物の表に出てしまったから幕をひかざるをえなかった。
権力志向の長寿族でも100歳代で消えるように仕掛けなければならない。
そのあたりで、権力の儚さを知り、後は隠れて住む。
義経もそうだったろう。
ジンギスカン説は通常否定されるが、煙が立つのは理由があるからだ。
歴代のモンゴル国王の裏にいたかは知らないが、嫌になったのだろう。
権力は命短い人間が追い求めるものだから。
権力を求めないが、役小角という異能者がいた。
山岳信仰の祖とされる、役行者だ。
没した姿は誰も見ていない。
やがて空海として現れる。
そして、空海もまた、その没した姿を誰も見ていない。
高野山の奥ノ院で今も毎日禅定をしていると伝えられているだけだ。
毎日仕える特殊な僧がいるが、他言しないため謎のままだ。
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カルテ番号 あ・28 7度目(43)
ここで気づいた事がある。
長寿族のほとんどは隠れて生きている。
一般人間とは寿命がかなり違うとはいえ、基本的には同じ人間だ。
人は様々だからこそ、人類として存在している。
長寿族も様々なのだ。
特殊な寿命が知れると、迫害や監禁、実験などを受けるから隠れるだけだ。
隠れるから権力とは遠い暮らしを目指す。
それは他の種族の長寿族も同じだ。
生き延びる本能としては、隠れて暮らすように指令されている。
だが、人間だもの・・・
長寿族とはいえ、中には権力スキスキ人間だっている。
心の中までは特殊ではないのだ。
危険があっても、権力の近くにいたい。
あるいは、権力を握りたい。
昔なら、今よりも誤魔化しがきいただろう。
そして、幾人かの歴史上の人物の謎が説明できる。
例えば、ピラミッドに刻まれたある国王の年齢が400歳を超えている事などだ。
歴史学者は同名を引き継いだ、などと説明しているが・・・
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