水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・613」

2015-06-29 19:54:56 | Weblog



カルテ番号 ま・7(16)

人間社会用でいえば、宮司は宮を司る。
人間社会用でいえば、宮司は神社の長だから社長でもある。
人間社会では、小間使いよりも社長は立場が上だ。
人間社会では、簡単にいえば、宮司は偉い立場だ。
だが、それは、人間社会用なのだ。

神様からみれば、王様だろうが奴隷だろうが関係ない。
人間だろうが、ミジンコだろうが関係ない。
神職だろうが、泥棒だろうが関係ない。
神社のまわりをうろつく人間だからといって、贔屓にはしない。
作務衣だろうが、裃だろうが、気にもとめない。

「そうでした・・・」
真木は院長にそれだけ言った。
その表情から院長は小さく頷いた。
頭が軽くなるのを感じて、胸が楽になるのを感じた。
呼吸がそれまで重かったことに気づいた。
軽くなると、重かったものが判る。
軽くなると、自分が何を持って重くしていたのかが、判る。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする