カルテ番号 あ・28 ７度目（41）
大自然相手の災害は防げない。
地球の微かな身震いで、生物の大半は滅びる。
それも大型の生物ほどダメージは大きい。
虫や微生物、菌は生き延びる可能性が多い。
自然災害は防げないが、被害を小さくすることは出来る。
被害を小さくするキーとなるのが、学者達だ。
もちろん、本物の学者達だ。
組織の言いなりになる、いわゆる御用学者は害にしかならない。
本物の学者は、地位、名誉、お金などに左右されない。
研究さえできればいいのだ。
本来なら、人間社会にさえ興味がない人も多い。
そういう奇人だが本物の学者達の舞台が始まる。
大自然災害の被害を小さくするには、幾つもの研究が必要となる。
予知だけではないのだ。
生き延びる為に活用される研究は幾つもある。
それらを統合する機会がなかった。
統合できる人がいなかった。
相手は奇人の集まりだもの・・・
（登場する人物・組織・その他はフィックションです）
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