水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷解剣客商売・48」

2011-06-17 20:13:03 | Weblog



小兵衛から家を任された嘗ての弟子、植村友之助。
病身だったが、徐々に回復してきた。
無料で近所の子供たちに、読み書きなどを教えている。
そういう弟子の生き様が嬉しく、様子をみに行った。
すると、子供並みの知能の下男の為七も読み書きを習っている。
来る子供の世話をやきながら、自分もたどたどしく筆を動かす。
その一緒懸命さに、小兵衛の両目も閏うのだった。

為七の作った昼食をみて、小兵衛は目をみはる。
大層工夫して、上手く作っているのだ。
為七は食事作りは、とてもよく覚えるのだそうだ。
「ならば、どしどし台所仕事をさせるがよい。
そこから当人の知恵も育つであろうよ」

人間は、己が知らぬ知恵が幾つも隠されているという。
その知恵の働きが引き出されるキッカケがないかぎり、
「知恵は埋もれたままになってしまうものなのさ」
引き出されてないだけで、全ての人間は幾つもの能力がある。
ワシにだって、いいかげん、の能力があるのだ。
(氣功能力に関しては、説明がメンドウ・・・)

固定概念で学校の勉強、会社の仕事、家の仕事などで能力を計る。
そんなものだけで、人としての評価までしてしまう。
実は、能力は幾つもあるのに・・・
ただ、そのキッカケに出合ってないだけなのに・・・
アホな政治家や役人や経営者だって落ち込む事はないのだ。
きっと、別の仕事なら能力があるのだ。
その前に、性格は治した方がいいなぁ・・・
(おっと、自分もか・・・)

        
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します)
コメント
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