毛饅頭を教えてもらった大治郎と三冬。
続いて三冬は、男女の行いを初めて目撃する。
何故か修行を積んだ三冬の心臓が勝手に動悸する。
そのまま、事件に巻き込まれ、大治郎を頼る。
時々、大治郎に対して、赤くなるのも解せぬまま。
大治郎の活躍で事件が解決した。
事の顛末を御用聞きの弥七が解説する。
三冬が目撃した場面を話そうとすると、
「存じませぬ、存じませぬ」
真っ赤な顔で三冬は、かぶりを振る。
朴念仁の大治郎。
「いったい何を見たのです」
「存じませぬ!」
三冬は怒ったように外に駆けていく。
超鈍感な大治郎。
「はて・・・?」
純情な二人は、少しずつ融けていく。
融通が目覚めていく。
そして、お互いを意識していく。
何とも、微笑ましい、剣客の二人だ。
(「西村屋お小夜」より)
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