小兵衛から家を任された嘗ての弟子、植村友之助。
病身だったが、徐々に回復してきた。
無料で近所の子供たちに、読み書きなどを教えている。
そういう弟子の生き様が嬉しく、様子をみに行った。
すると、子供並みの知能の下男の為七も読み書きを習っている。
来る子供の世話をやきながら、自分もたどたどしく筆を動かす。
その一緒懸命さに、小兵衛の両目も閏うのだった。
為七の作った昼食をみて、小兵衛は目をみはる。
大層工夫して、上手く作っているのだ。
為七は食事作りは、とてもよく覚えるのだそうだ。
「ならば、どしどし台所仕事をさせるがよい。
そこから当人の知恵も育つであろうよ」
人間は、己が知らぬ知恵が幾つも隠されているという。
その知恵の働きが引き出されるキッカケがないかぎり、
「知恵は埋もれたままになってしまうものなのさ」
引き出されてないだけで、全ての人間は幾つもの能力がある。
ワシにだって、いいかげん、の能力があるのだ。
(氣功能力に関しては、説明がメンドウ・・・)
固定概念で学校の勉強、会社の仕事、家の仕事などで能力を計る。
そんなものだけで、人としての評価までしてしまう。
実は、能力は幾つもあるのに・・・
ただ、そのキッカケに出合ってないだけなのに・・・
アホな政治家や役人や経営者だって落ち込む事はないのだ。
きっと、別の仕事なら能力があるのだ。
その前に、性格は治した方がいいなぁ・・・
(おっと、自分もか・・・)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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