第四章(10)
舎利子 色不異空 空不異色
色不異空と空不異色。
何故続けたか?
同じような言葉を何故続けたか?
話し言葉なら納得できるのだ。
「空しいよなぁ(色不異空)」
「だけど、空しさが救いだぜ(空不異色)」
二つの言葉で優しさが溢れるのだ。
これを字面だけで訳したのでは味気無い。
正しいかもしれないが、心が通じない。
この後も同じようなパターンが続く。
優しい話し言葉だから、同じような単語になる。
だから訳を変えてこそ、活きる。
経は、活かして、初めて役に立つのだぜ。
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