あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

アホは神の望み

2008-11-04 19:12:39 | 

  書名にグィと惹かれますね。「アホ」と「神」が関係するなんて?これが不思議ですが、出版元のサンマーク出版の営業担当者も書名には恐縮しながらも拡販の体制だけは整えています。

  バイオテクノロジーの世界的権威である村上和雄・筑波大学名誉教授がこれまでの研究の過程で感じた生き方の知恵を著しています。「『苦しいときこそ笑っていられる』ようなアホやバカが、いまこそ必要なのだ」ということが本書の趣旨です。「安っぽくものごとを考えず、早わかりしない。鈍で重だが、深く大きく思考する。」そういう徳のある人が最後に成功する。さらには利他の心を忘れない!

  当店の人間学の棚の重要なキーマンでいらっしゃられる村上先生にはいつも教えられることが多い。店頭でも村上本は好まれて読まれています。

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久しぶりの「大人の板宿塾」

2008-11-03 21:09:41 | 大人の板宿塾

  ほんと久しぶりに「大人の板宿塾」を開講しました。なかなかできなくて残念でしたが、万を持しての登場は、私と一緒に里山班を掌る坂本民生先生でした。

  彼は海洋土木では日本屈指の寄神建設に勤める若きエースらしい!? 神戸はポートアイランド、六甲アイランド、神戸空港など埋め立て地が目白押しですし、それらの島への架橋もありました。それらの仕事はいかにしているのか私市民には皆目わかりませんでしたが、全容を明らかにしてくれました。特に数々の海洋土木用の特殊船の写真には驚きました。特別仕様の船ばかりを実際見てみたいですね。

  その海洋土木ですが、現在の環境の時代には悪役のデストロイヤーの存在になりますが、環境を無視して事業を継続できません。沖縄では近畿大学と一緒にシャコ貝の養殖や環境重視の河川工事などをやられています。環境破壊ではめしが食えなくなりますよね。

  まぁ、何はともあれ、多くの珍しい話をありがとうございました。

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鬼畜

2008-11-03 20:46:14 | 板宿プチシネマ

  ハッピーマンデーの前日の日曜日の夜は板宿プチシネマです。昨夜は松本清張原作、野村芳太郎監督、緒形拳主演の「鬼畜」。板宿にある、小料理屋の喜夜味さんのリクエスト。

  「77年公開の、事実を元にした松本清張の原作を監督野村芳太郎、緒形拳主演で送る日本映画史上に残るヒューマンドラマの傑作!」はキツイ内容でした。印刷屋で働く、緒形拳演じる印刷職人のもとに、3人の子供を抱えた女(小川真由美)がやってくる。生活費をせびるためだ。印刷屋の女主人(岩下志麻)は印刷職人の腕を見込み、夫婦関係だった。子供3人を残されたこの夫婦は子供たちを抹殺もしくは置き去りにする。

  クライマックスでは泣けるんですが、親子関係の崩壊した感のある現実に思い悩んでしましました。内容は全く古びてなく、今でも十分に考えさせられる!やはり、子どもには溢れるばかりの愛情をかけなければなりません。それが親に託された使命です。

コメント (2)
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