「地域と生きる」~求められる地域への役割~の講演題に対して登場していただけたのは、東播支部・㈱やすむらの安村義光氏でした。
㈱やすむらは加古川の工務店さんです。元請8割、下請2割で、年間500か所の現場をこなされています。安村さんは島根県生まれで、19歳の時、加古川で大工の修業につき、22歳で独立しておられ、36年間加古川で仕事を続けておられます。
地域活動として、次の5点を精力的にされています。
①平和活動 「世界連邦運動協会」の加古川副支部長、子どもたちへ平和についての作文応募活動、カンボジアでの孤児院応援のための募金活動
②PTAのOB会としての「みなの会」
③トライやるウィーク、高校生のインターシップ受け入れ
④まちかどミュージアムへの参加 自社の県産材使用のモデルハウスや木工館で地元の人による趣味の教室や展示会への貸し出し
⑤地域の活性化「語り部の会」 じけまち商店街の空き店舗利用
さらに連携活動として、兵庫県産材を利用する同業者の組合である(協)もりの木ネットーワークを設立、運営を4年に渡り行われておられます。共同受注共同仕入れへのしくみ作りを念頭に健闘中! もうひとつは異業種との連携も模索されており、顧客の共有の可能性に挑戦されています。
やっぱり、安村さんの話の
「地域を良くすることで自社も良くなる」「循環型社会の形成」「同友会で学びを活かし、地域のリーダー役を担う」、そうすることで「信頼が創造でき、自社のファンが増える」
循環型に関しても、7割方他県に流れていくお金をできるだけ県内消費へと促すために、「今より1割だけでも地元で買おう!」という運動を行政レベルから起こすべしという持論が爆発! これCSR委員会提唱のエネルギー『マイナス10%運動』やのうて地元消費『プラス10%運動』をやったらえぇねん!」という提案が出ました!
昨夜の学びは、つながりの創造と非常識とも思われるぐらいの取り組み です。思考を柔軟にして、行動を大胆に素早くが必要ですね。
安村さんは正真正銘のイカロカですよ!本当にいい話が聴けました!残念なのは聴衆が7人だったこと。「CSRなんて関係ないと思っている人が多いんちゃう。指針書に地域密着や地域貢献って書いてるけど書いてるだけの人が相当数存在するやろなぁ。」と2次会での焼酎をグイグイ飲む姿もイカしてました!