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泣きながら、呼んだ人

2014-02-05 17:42:03 | 

  加藤元さんの 『嫁の遺言』を取り上げましたが、さらに読んだのが『泣きながら、呼んだ人』です。

  若い女性4名の主人公の母との出来事をロンド形式で続いていきます。母の存在は、人生の中では徹底的に影響力を持ちます。生んでもらった人であり、育ててくれ、節目節目で助言し、進むべき道の後押しをしてくれます。母の生き様は自身に投影され、逃げたくとも執拗に追いかけてきます。

  「ママはどこにも行かない。いつだって傍にいてあげるわ」

 母なくして私なしですね。この本は特に女性にはたまらない1冊になるはずです。

 『泣きながら、呼んだ人』(加藤元著、小学館、本体価格1500円) 

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