あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

大人の人間学塾ベスト10冊

2023-06-05 15:39:32 | 

 井戸書店では2015年8月から、「大人の人間学塾」という読書会を毎月1回開催しております。

毎月1冊読んでいるため、100冊を超えた今、読書会参加者でベストテンを選びました。その10冊は

 

「ぼくの命は言葉とともにある 9歳で失明18歳で聴力も失ったぼくが東大教授となり、考えてきたこと」(福島智著、致知出版社)

 

「あふれでたのはやさしさだった 奈良少年刑務所絵本と詩の教室」(寮美千子著、西日本出版社)

 

「フツーに方丈記」(大原扁理著、百万年書房)

 

「モモ」(ミヒャエル・エンデ/作 大島かおり/訳、岩波書店)

 

「炎の陽明学 山田方谷伝」(矢吹邦彦著、明徳出版社)

 

「もの作りは者づくり ロボット博士の伝授録」 (森政弘研究会/編著、佼成出版社)

 

「夜と霧」(ヴィクトール・E.フランクル著、池田香代子訳、みすず書房)

 

「メメント・モリ 死を想え」(藤原新也著、朝日新聞出版)

 

「太古から今に伝わる不滅の教え108」(エリコ・ロウ/文 牛嶋浩美/イラスト、かざひの文庫)

 

「木のいのち木のこころ 天・地・人」

(西岡常一・小川三夫・塩野米松著、新潮文庫)

 

です。

 

どの本も読む人の心の琴線に触れるはずです。お越しになって手の取ってもらえば望外の喜びです。

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70歳の正解

2023-06-05 14:58:16 | 

 立ちはだかる『80歳の壁』を乗り越える前に、『70歳の正解』を読みました。80歳の時に心身ともに健康体でいるにはどうしても60~70歳代の生活習慣に依存していることは当たり前です。それについて詳細に述べられています。

 「健常な状態から、要介護状態になるまでの中間的なステージ」であるフレイルに陥らない防止策が「あかさたなはまやらわ」で始まる10の動詞でまとめられています。詳しい内容は本書をお読みいただきたいのですが、そのうちの3つをあげておきたい。

 「ま」は「学ぶ」です。脳の健康寿命を考えても、「勉強は最高の脳の健康法」と断言されています。最終目的は「アウトプットすること」であり、本を1冊書こうと呼びかけられています。

 「や」は「役に立つ」です。「健康長寿の第一条件は、『自然に体を動かす」、要するに『働く』こと」なので、「働ける間は、働き続ける」ことを提唱されています。老後は定年を迎えてのんびりとでは、脳がもたないらしい。遊ぶだけでなく、負荷をかけるためにも仕事や学びが必要なのです。

 「わ」は「笑う」です。笑えばナチュラルキラー細胞が増えます。私が落語をして笑っていただけると、私も幸せな気持ちになるでしょう。

 老年期の生き方の本と判断しがちですが、年齢に関わりない本を和田さんが書かれていることもわかりました。

『70歳の正解』(和田秀樹著、幻冬舎新書、本体価格900円、税込価格990円)

 

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