これからの時代、どう生きるかについてのキーワードは、書名の通り、まさに
「何を捨て、何を残すか」
に尽きると思います。AIやITが進歩すればするほど、また、モノや情報が溢れれば溢れるほど、今までの常識を葬り去り、自分が主体的に考え、行動すること、この一点にかかっています。マスの世界から、あなたしかできない、オリジナルのマニアの世界を創っていくことが生き残りには大切です。だからこそ、「何を捨て、何を残すか」が重要なポイントになります。そのためには、
自分で考え続けること
過去の常識をリセットすること
実験をし続けること
少しの勇気を持つこと
を提唱されています。さらに、社会環境が一変し、どんな地平でも通用できるためには、スポーツ選手なら練習を積みますが、一般の人間にとっては勉強になります。徹底した学びを重ねていくことは不可欠になるでしょう。
本書を読むか読まないかは、人生を歩む上での試金石になるでしょう。
『何を捨て何を残すかで人生は決まる 』(本田直之著、青春新書、本体価格860円)