アバウトなつぶやき

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薬草観察会

2005年06月05日 | しぜん
 三重県民の森(三重郡菰野町)で薬草観察会が行われました。事前にシロウタが申し込み。子守りをご主人さまにお願いして、ワタクシも参加することになっていました。

 今朝、起きたのは8時50分頃。次男に起こされたままベッドでゴロゴロしていたら、9時過ぎに長男が「かーちゃん電話!」と走ってきました。
 あ~ホントだ。この着メロ、シロウタだな…何の用だろ。と、そこまで考えて飛び起きるワタクシ。!!!忘れてたー!!!薬草観察会!9時半開始!!
 着信履歴を見るとメールが4件、不在通知が2件。全部シロウタ。ひぇ~っ。
 急いで電話したら、わが家~県民の森の間にある駅まで来てるとのこと。コレなら、途中で拾えば良いから時間短縮!よっしゃ、今行くよっ!とりあえず水で顔を洗って化粧水と日焼け止めだけ塗って飛び出すワタクシ。ご主人さま、悪いけど後は頼む!
 …結果、なんとか出発前の説明に滑り込み。10分程度の遅刻で済みました。

 薬草観察会の定員は30名。講師の先生が2人なので、2班に分かれて行動します。森の中を散策しながら、途中に見かける薬草について説明するのです。
 薬草というと特別なもののような気がしますが、実際のところはその辺にある草や木を利用して、後からその効能が付いてきた、という感じ。普段は何気なく見ている草や木も、煎じてみたり生葉をもんだりして、多少の効果があれば「薬草」と呼ばれるわけです。
 223種の植物名およびその効能が記載されたプリントを頂きましたが、実際に説明を受けたのは40種ほど。薬効のない植物も交えながらの道中でした。
 よく庭で見かけるアオキの葉に火傷や腫れ物に対する効能があることや、道端でよく見かけるのに「食べられない」はずのヘビイチゴが解熱・通径作用や痔(煎汁を外用)に効能を持っていることを知ったり。なかなか新しい発見がありました。
 中でも一番驚いたのは、ヌルデの虫瘤を煎じて咳止めにするという話。書物の中だけの話だけでなく、実際に講師の知人は小さい時にそれを飲まされたと聞き、聞いているだけで恐ろしい。だって、触ればかぶれるような木に付いている虫を煎じて飲むわけですよ?恐いし、苦そうで不味そう…。

 薬草を知ったからといって、すぐに試そうというわけではありませんが、興味のあるものにとっては好奇心をくすぐられる楽しい話には違いありませんでした。
 しかし、新しい発見に目をキラキラさせているシロウタの横で「あぁ、それは子供の頃にやられた」とか「それはあんまり美味しくない。でも、そっちは美味しい。」とかよこやりを入れるワタクシ。別にイヤミじゃなくてホントにうちの母親、色んなものを山で採ってきては食べさせたり飲ませたりしていたのですよ。
 シロウタ、気を悪くするどころか「i-boshiさんのお母さん、本当にすごいね。良く知ってる~。」と感激気味。「じゃ、今度うちのお母さんが山に行く時ついて行けば?」と言ったら「そうだよね。ぜひお願いするわ♪」との事。よく知っちゃいるけど、あの人、知識欲より物欲(食欲?)の人だから、覚悟しておいて…。
 
 そうそう、途中、キイチゴがたくさんありました。赤いナワシロイチゴにオレンジ色のナガバモミジバイチゴ。同行のオジサンが「赤いのよりオレンジ色のが美味しいよ」と言うので食べ比べてみたら、確かにオレンジ色のイチゴのほうが甘くて美味しかったです。
 そうかぁ、今は木苺の季節なんだ。今度の休みにでも近くの山へ摘みに行ってみようかな。