北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

道は合っている -冬ver.-

2023-12-27 14:50:11 | 日記

こんにちは。
3年目舵手と主務の納谷です。

なんだかすっごくお久しぶりです!!!


納艇の時期からずっと書こう書こうと思っていたのですが、目の前のことが落ち着いたら〜と後回しにしてるうちに年末になってしまってびっくりです。




ということで、ブログを書いてなかった時期のことをじわじわ振り返っていきます




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まず内心半泣きだった納艇作業
昔すぎますが、皆への感謝をちゃんと伝えれてなかったので…



極寒の中少数精鋭で頑張らせてすまんなぁ…とずっと申し訳なく思っていたのですが、部員に助けられてばっかりでした。


ワックス班は完全初経験の1年目に頼りきることになってしまい、特に2日目は岩崎(1)に全てを仕切らせてしまいました
個人的MVPすぎます、改めてありがとう


一方私は強引に「艇庫の埃を抹消しようキャンペーン」を開催して河田(1)や柳(2)、玉川(3)を巻き込み、咳き込みながら長年蓄積されていたであろう埃やクモの巣と丸2日格闘し続けました…笑
皆素晴らしく協力してくれました、艇庫の3分の2ぐらいの埃は始末できたはずです^^


艇修理は晟佑(3)が綿密な計画を立ててくれたおかげで、しっかり終わらせることができました
10月後半からずっと作業し続けてくれた皆も、ずっと仕切ってくれた晟佑にも感謝です


私が目に入った部分はすごく少ないですが、皆本当にありがとうお疲れ様でした
もちろん瀬田勢もお疲れ様、いい経験を積めて良かった!!!


来年はあなたが頑張るのよ(圧)と無理やり柳に引き継ぎましたが、しっかり吸収してくれました


例年よりできた部分もできなかった部分もありますが、来年皆でさらによくしていってください
必要だったら呼んでね

艇庫の清潔さや道具の整備は必ず戦力に繋がります!




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そして始まった冬練、

熱量高く取り組めている人が多いように感じます。
ここ近年の中で1番だ、といろんな人が言っていますね。



まず1年生、とてもすごいです

熱心に自分の漕ぎと向き合ってたり、
課題だ〜と言っていた部分ができるようになってたり、
苦しいところで粘れるようになってたり、

全員が本当にすごいです
このままよく食べよく遊びよく寝て息抜き大事に、北大ボート部での冬を楽しんでくれたら嬉しいです


皆なんか自信なさげだけど、自信もっていいのよ!

隆真(1)もブログで似たようなこと書いてましたが、自分も1年生の頃なんて今と比べるとなんも意識してなくて、まさに続けるうちに目標や気持ちが芽生えてきたタイプでした
同期と比べても芽生えるの遅かったです

初めから目標が明確な人ももちろんすごいけど、そんなタイプも同じぐらい価値あるよと思ってます
たぶん2年後には、目標であれ別のものであれ、続けててよかったっていう気持ちや続ける理由が今より明確になってるよ


年が明けてからも冬は続くし、
頑張る分だけ次の課題は増えていくし、
頑張れない日も絶対あるし、
ギャーってなったらいつでも弱音吐きにきてね
皆の話を聞きたいCOXがここにいます




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そしてボート部を続けて経験を積んでる分、上級生はやっぱり頑張る土台に強い覚悟を感じます


金谷(2)のブログ、最高じゃないですか?

私の中で金谷は「化けつつある人No.1」といっても過言ではない、いやもはや、来年の夏に化けてないわけがないと思っています

このまま突き進め!



金谷も書いてましたが、実は私もトレセンへ向かいながら、インカレや東北戦本番の妄想をほぼ毎日しています。

歩いていると、苦しいところで競ってる時、差せそうな時、リードを守りきりたい時などいろんな状況が自然と浮かんできて、それに対して勝手にコールしてしまうのです
そのコールでグッとよくなって、いい時のドライブの感覚が出て艇が伸びていくところまで想像しちゃってます
ちょっとヤバい奴と思われても仕方ないような感じですがね




いつもここら辺から妄想してます



それほどまでに来年は皆と勝ちたいし、このままいけば勝てると本気で信じています。





さらに、自分も少し冬で成長を遂げつつあります!


今までずっと、「ただの納谷という人間の気弱な性格」と「COXに求められるもの」に恥ずかしながら大きなギャップを感じていて、克服するために自分の中で試行錯誤と挫折を繰り返していたのですが…

ここへ来て大きく克服に近づくことに成功しました!


勝てるCOXになるために必要なピースが、またひとつ埋まったような感覚です
指摘してぶつかり続けてくれた漕手のおかげでここまで向き合えたし、昨シーズンの自分の経験や漕手との関わり一つ一つが克服の糧になりました


まあ漕手と違って数値に一切でるもんじゃないので、どこが変わったんだコイツって感じかもしれないですが…


来シーズンの私の覇気に期待しててください!



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最後に、最近はいろんな人の悩みに触れさせてもらう機会が多いです。


私には今踏ん張ってる皆が乗り越えてひと皮もふた皮も剥けた姿が想像できるし、
私は絶対できるから踏ん張れって伝え続けることしかできないかもしれないけど、
それが乗り越えた理由のひとつになればいいなと思ってます


皆、道は合ってるぞ!





ということで、おわります。

年末だからしっとりブログにしようと思ってたのに、あんまりしっとりしてないですね


部員の皆、2023年お疲れ様でした。

読んでくださっている皆様、今年も北大ボート部を応援していただきありがとうございました。
2024年も、期待とともに応援してくださると嬉しいです!

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出戻りrower参上

2023-12-27 02:30:20 | 2023自己紹介
はじめまして!
1年男子漕手の田中隆真です。
1年目自己紹介、トリになってしまいました…

もう年の瀬、こんな時期に自己紹介をするのは何故か?
僕が11月にボート部に戻ったからです。
春に入部し、7月の東北戦後に退部していました。

ボート部のみなさん、シーズンオフに突然戻ってきて機嫌良く朝練に出ている不思議な1年目かと思いますが、当たり前のように受け入れてくれて本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!

それでは自己紹介をはじめます!

<自己紹介>
名前:田中 隆真(たなか たかまさ)
出身:奈良県
高校の部活:陸上競技(八種競技)
学部:農学部

僕の地元は海もなければ雪も降らない、照葉樹林の多い場所です。気候はバイオームからお察しください。
北海道とは似ても似つきません。おかげで北海道に来てから、インフル・コロナ・長風邪をコンプリートしてしまいました。
早く慣れたいもんですね〜

ところで、ボート部には新人ノートというものがあります。
毎年、新人が同期メンバーのページにコメントを書き込んでいくノートです。
それによれば、僕の印象は
「風情ありすぎて平安。」だそうです。
趣深いボート部員がいたら、まずは僕を疑ってみるのがいいでしょう。
ちなみにこれを書いた人に一言。もう一つ時代を遡ってくれたら100点満点でした。

冗談はさておき。

高校の陸上部では八種競技という競技をしていました。
2日かけて8種目の競技を行い総合得点を競うもので、とてもおもしろいです。
かなり体力が必要なので競技人口は少ないですが…
僕の高校では、僕の他に八種をやっている選手はいませんでした。
競技そのものは大好きでしたが、なかなか寂しいものがありました。
なので、もし大学でスポーツをするなら、団体競技をしてみたいなぁと思っていました。
ボート部を選んだ理由のひとつです。

大学に入るまで、ボート競技のことはほとんど知りませんでした。
ところが新歓に来てみると、陸上に似た素朴な競技性や、部のあたたかい雰囲気がとても気に入ってしまいました。
ただ、その時はスポーツがしたいと思えず、なかなか決めきれずにいました。

高校ではインターハイを目指し、順位にこだわって競技をしていました。
でも、いつからか人の努力が見えなくなり、人を素直に認められなくなったような気がしていました。
自らの結果にこだわりすぎて人を認められない自分、スポーツをしている自分が好きじゃない。
だから、大学ではスポーツはしないでおこう。そう思っていました。

久我さん(前主将)は僕をボート部に熱く誘ってくれました。
久我さんは努力の過程を含めて人を見ていて、それがなんだか新鮮でした。
ボート部でなら…。ちょっぴり期待して2度目の見学に行き、同期の雰囲気にも惹かれて入部を決めました。


入部してからはチャリで週4茨戸通い。艇庫泊まり。朝練。1限までに帰札。
今までにないキツさと濃さの生活で、あっという間に時間が過ぎていきました。
同期や新トレさんとの時間がとにかく充実していて好きでした。
東北戦では新人エイトのバウに乗らせてもらい、ボートでは珍しいような接戦を経験しました。
ギリギリ競っている感覚が本当に楽しかった…。クルーで力を合わせるのも素晴らしかった。

この時感じた、心踊るレースをたくさん経験したいという気持ちは、今もボートのモチベーションになっています。
より高いレベルでそれを実現するべく、フィジカルも技術も上げていきます。


さて、ボート部にかなり満足していた僕ですが…

当然ながら、東北戦後には仲間の多くが負けを悔しがり、闘争心を燃やしていました。
これを見て僕は、この雰囲気に飲まれたら高校の頃の二の舞になるんじゃないか。
仲間を認められなくなるんじゃないか。そんな風に思ってしまいました。
今考えると、この頃はかなり神経質でした。
また、ちょうど大学との両立に悩んでいた時期でもあり、ゆっくり考える時間がほしくなった僕はボートをやめました。


戻ってきたのは、両立できるかどうか、ある程度見切りがついたことが大きな理由の一つです。

もう一つは、自分のあり方は自分次第だ、と思うようになったことです。
競技から逃げても、人を認められない自分はいなくならない。
それならむしろ、競技を通して自分との付き合い方を変えていきたい。そう思いました。


今、僕がボートをやっているのは、
・技術や体力を磨くこと自体がおもしろい
・ボート部の仲間といるのが楽しい
・仲間と心踊るレースがしたい
・自分探し
大体こんな理由からです。レースに勝ちたいという闘争心は足りてないかもしれません。
夏の間いなかった僕には、戸田の景色も熱気も、正直あまりピンと来ません。
何かの順位や結果を目指して突き進むのにも、まだ少し迷いがあります。それでも、
「初めから目標を決めてかかる必要はない。やっていくうちに生まれてくる気持ちや目標がきっとある。」
という意のことを安永さん(現主将)が言ってくれました。僕はいま、これを信じてボートをやっています。
仲間と高め合いながら、いつか僕も価値ある目標を見つけて進んでいこうと思います。

焦らず、ちょっとずつ変わっていこう。
目標見つけに、さぁ行こう!
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