こんにちは。
(あの頃の僕の苦悩はこちら 岩崎参上)
さて、今回は恵迪寮紹介ブログです。
ボートと関係ねぇじゃん と思われるかもしれませんが、
僕がボート部に入る前に抱いていた最大の不安は「
実家通いであることは、
しかし僕は約2ヶ月恵迪寮に住んで確信しました。
恵迪寮はこの足枷を外す鍵になります。
この先現れるであろう、実家通いで苦労している後輩達 と 実家通いでやっていけるか不安を感じ入部を迷う子羊たちに、
あ、そこの君。今こう思いましたね?
「え〜、けいてきぃ〜? けいてきって汚くてヤバい人たちが住んでるんでしょ〜?」
って。
恵迪寮はとにかく周囲の偏見がすごい。
汚い・野蛮・入ったら体調崩す・監獄・
入学前、北大卒の親戚に唯一もらった大学生活のアドバイスが「
人間は分からないもの、理解できないものを嫌い、
僕は実際に住んでみて恵迪寮に対して抱いていた偏見がなくなり
結論から言って、恵迪は魅力いっぱいの素晴らしい寮です。
このブログを読んでもらえば、恵迪を知り、
その上で恵迪を判断してみてください。
前置きが長くなりました。でもここからも長いですよ。
実家通いは問答無用で読みなさい。
それでは、恵迪寮実態報告スタート!!!
[目次]
1 , 恵迪寮とは
2 , 恵迪寮の構造・設備
a , 大まかな構造
b , 「部屋」
c , 個室形態・複数形態
d , 共用設備
e , 居室設備
f , 女子の居住
3 , ボート部が恵迪寮に入るメリット
4 , デメリット
5 , 入寮について
6 , 最後に
1 , 恵迪寮とは
恵迪寮は北海道大学の学生寮の1つです。
自治寮とは、文字通り学生自ら統治・運営を行う寮のことです。
執行委員会の独裁ではなく、各部屋(後述 2-b)の意見も聞き入れ、
執行委員がどのように決まるのか僕は知りませんが、
2 , 恵迪寮の構造・設備
a , 大まかな構造
恵迪寮は、中心の 共用棟 と A〜Fの6つの棟 により構成されます。A〜F棟は5階まであり、
真ん中の六角形が共用棟、そこから伸びてる6つがA〜F棟です。
6つの棟はすべて共用棟と繋がっており、たいてい 正面玄関⇄共用棟⇄各棟 と移動します。
かの有名な網走監獄につくりがそっくりだとよく言われます。
b , 「部屋」
恵迪寮は10居室で1つのブロックをつくっており、これを「
ワンフロアに20居室、2部屋ということですね。
↓ある棟のワンフロア。薄いオレンジで囲まれている部分がそれぞれ1つの部屋。
c , 個室形態・複数形態
恵迪寮には2つの部屋形態があります。
1つ目は、1人1居室を利用する個室形態。僕はこれです。
2つ目は、いくつかの居室に寝部屋・勉強部屋・
個室形態はイベント任意参加です。全く強制されません。
複数形態は、寮の運営をしたりイベントを催したりと、
テレビやSNSで取り上げられたり、
ボート部は朝型生活をしているのに対し、
d , 共用設備
部屋ごとに、個室トイレ2つ、洗面台2つ、洗濯機1つ、
トイレ。ちゃんと二つとも洋式で水洗。右は立ち小便専用として使用。左は戸がしまっていて中が見えないが意外と汚くない。
洗面台と洗濯機。鏡の前のあれやこれやは誰のなんだか。
キッチン。広くて使いやすい。多分うちの部屋のキッチンはきれいな方。コンロは4口もあるからいつでも使える。冷蔵庫・炊飯器・食器・調理器具・調味料 すべて共用。
お風呂。シャワー6つと浴槽1つ。掃除は週一。田舎の小汚い銭湯だと思えば快適。
↓脱衣所
また、ワンフロアに1つ「いべや」と呼ばれる居室があります。
僕の部屋の廊下はこんな感じです。居室内は狭いので、靴は皆廊下に置きっぱなし。
ちなみに複数形態の廊下はこんな感じ。
僕の棟の一階がこの部屋だから毎日必ずここを通ります。たしかに散らかってるけど、通るだけならまぁいいか と3日で慣れました。
ここを通るのが生理的に無理って人は恵迪はやめといたほうがいいです。
e , 居室設備
居室の設備を紹介します。
・広さは約五畳(358cm×230cm)
・ベッド、机、椅子、棚、カーテンのみ備え付き
・Wi-Fiは¥1,050/月で利用可能
・コンセント4口
・エアコン無し
・暖房はパネルヒーターのみ(使い方難しいし、
・鍵付き
・窓は二重で網戸付き(居室によってはツタが絡まってて窓の開け閉めが困難なところもあ
・ハンガーかけれるから洗濯物は居室内に干せる
・壁薄め
・⚠️居室によってかなり個体差ある。
f , 女子の居住
恵迪寮には女子寮生も沢山います。
女子風呂も恵迪内のどこかにちゃんとあります。
曖昧な知識が多くてすみません。住んでもなお未知なんですよね。
僕は僕のフロアのことしか知らないので、知識・
3 , 実家勢ボート部が恵迪寮に入るメリット
- 寮費の安さ。家賃・光熱費・水道代・Wi-Fi代含め、
月々約15,000円!!破格!!! 恵迪なら、 実家勢が払う通学定期代 + 数千円 程度の出費で一人暮らしできちゃうんです。ちなみに敷金礼金もありません。※光熱費・水道代は、 寮全体で使った分を割り勘するので毎月変動します。 冬は暖房費がかさむので諸々込みで20,000円前後らしいです。 - しっかり休める。空きコマでふらっと帰って昼寝をしたり、ご飯を食べたり、
シャワーを浴びたり、洗濯したりできます。これって実家勢の憧れだよね。図書館にこもって時間をつぶす必要はなくなります。正直言ってQOL爆上がりです。 - 夜に茨戸に行かなくていい。
毎晩茨戸までチャリを漕がなくて済むんですよ。夜、 自由に過ごせるんですよ。 寝泊まり用の荷物を学内で持ち歩かなくて済むんですよ。 - 学食通わなくて済むから昼飯・晩飯代を節約できる。
毎日学食だと意外とお金かかるよね。 自炊ならかなり節約できちゃうぜ。 - トレーニングセンターが近いから冬練めちゃ楽。
冬は週6日トレセンで朝練です。 トレセンは恵迪の隣にあり、 どの居室からでも徒歩3分で着きます。 他の人は20分近く歩いてくるけど恵迪なら3分です。 - いつでも退寮できる。入寮機会は年2回だけど退寮はいつでもできます。入寮後1ヶ月以内に退寮する人も毎年いるそう。試しに入ってみて、肌に合わなきゃ即退寮・即実家でいいんです。実家勢は困ったらすぐ実家を頼れるのが強みです。
4 , デメリット
- 前述した通り周囲から多少の偏見あり。
- そこそこ汚い。潔癖だと無理かも。ここまでに載せた写真に拒絶反応が出るなら恵迪はやめておきましょう。
- 壁薄い。隣の居室、上下の居室、廊下などの声が割と聞こえる。
たまにうるさい。神経質な人はときどき嫌な思いするかも。 - 友達を泊めづらい。寮生が同伴していれば性別問わず誰でも泊めてもいいが、狭くて壁も薄いので友達と集まって深夜まで楽しむのには向いていない。
- 寮生わりとみんな夜型。ボート部とは生活リズム合わないこと多い。
個室形態ならさほど困らないけどね。 - 深夜〜早朝の時間帯にお湯が出ない。ボイラーの稼働時間が7〜22時らしいので、お湯は 7時半くらい〜26時くらい(後ろはけっこう前後するみたい)までしか出ません。僕は先日24:40頃にシャワーを浴びていたらだんだん冷水になっていきました。体の芯までカッチコチになりました。でもまぁボート部は早寝早起き即茨戸なので、あんまり関係ないはず。
- 夏めっちゃ暑いらしい。僕は10月入寮だから未体験だが、
半端ない暑さらしい。 なるべく居室に居ないようにしてたと先輩から聞きました。来年はスポットクーラー買おうかな。 - 自炊しなきゃいけない。
これは恵迪とかあんまり関係ないですね。 ハードル高く感じるけど、レトルトの味噌汁とか冷凍の唐揚げ・ 餃子とかに頼れば意外と楽勝です。
食に関して付け加えておくと、スペシャル(通称 スペ)というものが、毎週日曜夜と寮祭期間中150〜250円で買えます。大盛ごはんを平らげれるくらいのおかずです。毎回メニューは変わります。 フロア皆でいべやに集まって食べたり、共用棟で食べたりします。これも参加は自由です。恵迪HPによればエッセン、 食堂なるものもあるらしいですがこの2つは食べたことないです。 おそらく複数形態の人たちのみの文化です。
5 , 入寮について
入寮チャンスは、春と秋の2回です。
春はたくさんの新入生が申し込むため倍率は1倍をこえます。
倍率が1倍を超えると、
1,親の収入が少ないほど
2,家族状況が大変なほど
3,自宅から札幌キャンパスまでの距離が遠いほど
入寮しやすいです。
(北海道大学学生寮入寮案内- 恵迪寮- 令和5(2023)年度版 p19~20参照)
秋は1倍を超えることはまずありません。
だからこそ秋が狙い目です。
中途補充の申し込み時期は大体 8月中旬~9月上旬 です。今年は8/18〜9/5、去年は8/19〜9/6でした。親の源泉徴収の写しなど色々準備が必要なので早めに動くべし。X(
一応今年の中途補充の案内も載せておきます。こちら。毎年大きな変更は無いので参考にはなると思います。
6 , 最後に
どうでしょうか。ちゃんと説明できた自信はあまり無いのですが、
理解した上で、「やっぱりここには住みたくない!」
僕は、この秋に恵迪寮に入る という選択をしたことが最善だったと強く感じ、
これを未来の実家勢に伝えない訳にはいかないという強い使命感に
気になった人はぜひ入寮案内や新歓パンフレット、恵迪寮ホームページを見てみ
それでは実家勢の皆さんに一言。
恵迪へ来い、さすれば救われる。
恵迪とは関係のない話をひとつ。
数日後、田中隆真(1)が自己紹介ブログをあげます。
彼は、東北戦後いちど部をやめ、ボートから離れていました。
しかし冬練から復帰!!!!!!おかえりたかまさ!!!!!!!
茨戸で彼の帰りを待っていたはずが、気づけば僕は恵迪暮らしになり、恵迪の隣のトレセンで彼と再会を果たしました。
ボートのこともそれ以外のことも熱く話せる最高の仲間の帰還です
7,8月に行われた1年目自己紹介ブログリレー、