お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

養老訓

2008年04月15日 | 本紹介
 養老孟司 著 「養老訓」 新潮社

p41にこう書いてあります。

夫婦に限らず、人間が共同して作業するときはできるだけ直角になるようにするといい。
p40
 直角がなぜいいか。(略)二つのベクトルが直角になっているときに、力は一番大きくなります。いちばん無駄なのは、お互いの向いている方向が正反対なときです。(略)まったく同じ向きはどうでしょう。これは、良いようで、そうでもない。実は長いほうで済んでしまう。
 つまり直角に交わるのがいちばん正しいやり方なのです。

 この章のタイトルは 「夫婦は向かい合わないほうがいい」「正面はあぶない」となっております。

 

 



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008年04月14日 | 雑感
 片付けは、まだ一部残っていますが、門徒総会資料準備、各種案内状郵送も済んで、
 数日前から、やっと生活に余裕が出てきました。(新聞広げたり、久々に本を開いたり・・・)
 
 気がつけば、4月も、あっという間に中旬となり、ピカピカの1年生がかわいらしく登下校しています。

 最近は、形、色とも、いろいろなランドセルがあるようで・・・
 今から?十七年前、私が入学時、男児は黒、女児は赤の定番のランドセルでしたが・・・

 私は子どもの頃から「変わった子」だったようで・・・しかも、田舎町に何故それが、販売されていたのかもわかりませんが・・・

 私のランドセルは、紫(藤色)でした。

 もちろん、選んだのは、私。母親はちょっと躊躇したあげく、本人が「絶対これがいい」とねだるので、それを買い与えたらしい・・・

 今、「特に好きな色は?」と、たずねられたとしたら、「何色もきれいだと思う」と答えますが、

 色とりどりの花々の中では、やはり、紫の花にひかれます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛の力

2008年04月13日 | 雑感
 このところ、あちこちのお寺の巡番報恩講のご縁にあっていますが、
 先日お参りしたあるお寺。

 そちらもウチと同じように息子さんがおられず、娘さんお二人(?)

 その娘さんが、一般の男性(お寺の息子さんではない方)とのご結婚で、家(寺)を離れておられたのですが・・・

 今回、巡番報恩講に伺ったら、その娘婿殿がちゃんと僧侶となって、法要にお義父様と共に出勤されておられた。

 妻の実家(寺)を継ぐために、浄土真宗の専門学校で学び、僧侶資格をとられ、入寺されたようです。

 うう・・・素晴らしい    

 住職ご夫妻の思い・・ご門徒さんの思い・・それに応えた娘夫婦・彼の決断  そして、何より先方のご両親は、まさか、自分の息子が僧侶になり、住職後継者になるなんて・・・当惑なさったのではないか・・・

 私が中央仏教学院(浄土真宗の専門学校)の通信教育スクーリングで出逢った青年も、
 たまたま好きになった彼女が寺の跡取り娘だった。
 「結婚したいなら『得度』(とくど:僧侶になること)が条件だ」
と彼女の父親(寺の住職)から言われた。
 しぶしぶ仏教の勉強を始めた。
 でも、「だんだん、仏教に、はまっていく自分が怖い」と、彼は笑って楽しそうに語ってくれました。

 あの青年も今頃は立派な僧侶になられておられることでしょう。

 先の住職後継者となられた娘婿殿も、法要終了後は、ちゃんと境内に出て、参拝客一人一人に「お参りありがとうございました」と、声をかけておられ、オバサンいたく感動したのでありました。


 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ、頭が・・・

2008年04月12日 | 雑感
 最近、疲れているせいか、もともとそそっかしいせいか・・・よく頭を打ちます。
 巡番報恩講中のことです。庫裏の台所横の物置部屋は、いつもに増して、人に見えないように隠した雑品があふれ、文字通り足の踏み場もない状態・・・
 そこに、ある物を取りに入った私・・・踏み場もない足下を飛び越えながら、脱げたスリッパを履き直そうとした瞬間、バランスを崩して、転倒 入口柱に後頭部を打ちつけました

 幸い手足腰もひねらず、たんこぶ作っただけですみました。

 実は、同時刻、夫は、お斎手伝いのご門徒女性のバック等の物置部屋と化していた本堂横の寺務室で、私と同じように、踏み場もない足をすべらせて、転倒
 こちらも頭を柱に打ち付け・・・・

 巡番報恩講4日目は、住職夫婦そろって、たんこぶをこしらえておりました・・・

 そして、昨日。
 洗面所でかがんで、立ち上がった瞬間、タオルかけの出っ張りで頭頂部を強打。

 きょうまた、本堂で仏華を5具足(仏花1対、ロウソク立て1対と香炉)から3具足(仏花、ロウソク立てと香炉)に直して、生け変えている時、輪灯(りんとう:仏前に1対、つり下げられている、灯りをともす真鍮製の重い仏具)で、これまた、したたかに頭を打った。
 
 立て続けに頭を打ったオバサン・・・
 「え~ん、また、頭打った~」と言ったら、夫は実に嬉しそうに大笑いして、こう言った。
 「これで、頭がよくなるんじゃない
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性僧侶

2008年04月11日 | 雑感
 きょうは神埼組のK寺さんの巡番報恩講に叔父夫婦と「法専寺の歌」の作詞者でもあるM・Yさんとご一緒に参詣してきました。

 神埼組では、僧侶でもある坊守さん方が、
内陣(ないじん:本堂奥の一段高くなった仏さまを安置した場所のこと。ちなみに、参詣人が座る場所を外陣(げじん)と言う)
に住職さん方・男性僧侶に混じって、出勤(おつとめ:経を唱える)されておられました。

 実は、ウチの巡番報恩講においても、ご満座(まんざ:最終日)のおつとめ時に、私と長女に「僧侶として出勤してはどうか・・・」と、若手住職さん方からご提案いただいたようですが・・・

 私は「坊守」として、法要中、着物姿で(旅館・料亭のおかみさんのように)接待・挨拶役に徹することで、いっぱいいっぱいでしたし・・・

 一応、僧侶資格をもつ長女も、今は頭の中が会社モード。年度末で年休も取れず、かろうじて土日だけ東京から飛んで帰ってきた・・・

という状況で、今回は、「女性僧侶」役は辞退させていただきました。

 折角言っていただきながら、申し訳なかったのですが、会所当番寺の女が「僧侶」出勤するのは無理ですよ~
 接待役だけで精一杯で~す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考えさせられたこと

2008年04月10日 | 仏教
 きょうは、前坊守(義母)の祥月命日です。義母の往生から23年になりました・・・ 

 さて、昨日、あるご門徒宅に祥月命日のお参りへ。そこで40代の奥様から聞いた話です。
 
 「お寺と付き合うのは、何かとお金もかかるし面倒だから、檀家をやめて、納骨時にお金を払うだけで、『後は一切何もしなくていい』という所にお骨を預けた」と、お友達が話されていた・・・と。

 う~ん、そういう方にとっては、僧侶は葬式というセレモニーのお経上げ役で、セレモニーがすんだら、後は要らない者なんだ。
 
 お寺を「葬式係」と思われている方にとっては、
 「何で、後々まで、したくもない法事だの、お寺の行事だのに煩わされなくてはいけないのか! 故人を偲んで、お墓にお参りすれば、それでいいだろう。お寺なんて不要じゃないか

と、思われるのでしょうね~ 

 いや、葬式に僧侶が呼ばれるのは、まだマシなほうで、病院で亡くなると、霊安室に一晩おいて、まっすぐ火葬場へ。という方もおられるそうな・・・

 今後ますます
 仏法を聞く場所・仏法に育てられる道場・仏法を喜んでくださる方々が集うお堂、「お寺」は、存亡の危機にあるようです。

 

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

直方チューリップフェスタ

2008年04月08日 | 行事・案内
福岡県直方市で開催中の「直方チューリップフェスタ」

 残念ながら、私はまだ行ったことがありませんが、兄が写真を送ってくれました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭のスイッチ

2008年04月07日 | 雑感
 相変わらず、テレビ、本はおろか、新聞もまともに読む間がない日々が続いています。
 お礼状と今月29日の法専寺門徒総会案内状を配布・郵送したところで、今は総会での行事報告、仏教婦人会の会計報告作成中、
 ああ、そうだ、今年度の行事予定も法要のご講師もどなたにお願いするかを住職に相談、考えなくては・・・とか、仏教壮年会の総会案内状も作成しなきゃ、弁当の手配もしておかなきゃ とか・・・で 午前中と夜間にパソコンに向かう。(こういう雑務は、ウチの住職さん、私坊守に丸投げですので)

 日中は・・・と言えば、きょうも私の軽にご門徒女性をお乗せして、組内J寺さん巡番報恩講4日目の法要にお参り。きょうも法専寺から総代さん方がずらりとお参りくださっていました。

 きょうは、親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要も兼ねていて、生の雅楽演奏も入り、にぎにぎしく法要が始まろう とする直前、私のすぐ後ろにおられたご年配女性が具合悪くなられ、救急車騒動になりました。

 「救急車!」と叫ばれる中、いつも首から携帯をぶら下げている私ゆえ(念のため、家からの転送電話にすぐ応対できるように下げているのであって、自身の徘徊予防のためではない)、すぐ119。(ウチの寺でも救急車騒動は2回経験しているので、応答には慣れています)

 意識はすぐ取り戻されたのと、救急隊員に支えられて、担架まで歩かれたので大丈夫だったとは思いますが・・・

 法要は10分遅れでスタートしました。

 法要お参り、前後は寺の雑務・・・皆さんから「お疲れは出られていませんか?」とやさしく声をかけていただいていますが、まだまだ走り回り

 頭は、相変わらず、寺モード一色です。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お寺にお参りするのは・・・

2008年04月05日 | 仏教
きょうは、ご門徒さんと共に、同じ組内のJ寺さん巡番報恩講に参詣。住職は出勤。
ご講師のS先生は滋賀県からおみえでした。

きょうのお話。

「お寺に参るのは、自分の願いを頼むためでなく、如来が私に願われた、如来の願いを聞くため」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年5回×42年

2008年04月04日 | 仏教
 この時期、佐賀の浄土真宗寺院では、組(そ)ごとに、あちこちのお寺で巡番報恩講が勤修されています。
 
 昨日は、住職と一緒に、親戚のR寺の巡番報恩講へ。
 住職は出勤。(法要のお経:おつとめに出ることを「出勤」と言います)
 私は参詣。

 ウチの組では、きょうから大和町のJ寺さんでの報恩講が始まりました。(きょう、ウチでは、総代さんが会計整理におみえでしたので、私は在宅。会計さん、お疲れ様でした

 J寺さんへは、住職が出勤。(勤務先に出勤しつつ、時間単位で年休とって、お寺の「出勤」をこなす・・・二足のわらじを履く住職は、この時期大忙しであります)
 
 さて、写真は、昨日参詣したR寺境内の満開の桜・・・

 R寺でのご講師M先生のお話が面白かった! 
 
 「ウチの寺では、年に5回は、寺の法要・行事の案内状をご門徒に届け、『法座にお参りください。仏法を聞くご縁にあってください』とお誘い、お願いしています。住職になって42年。つまりは、年5回×42年=210回 案内状を出し続けて、一度もお寺にお参りされないまま、亡くなる方がおられる。枕経を頼まれても、『はて、どんなお顔の方だったろうか・・・』と思います。」

 お寺に用があるのは、葬式・仏事の時だけ・・・自分の日常生活には、何~も関係ない! 法要のご案内など、ダイレクトメールと同じように、ありがた迷惑!

と、思われる方が結構いらっしゃるのでしょうね。

 仏教は、亡くなった人 のこと や 他人ごと でなく、この「私」のこと なのに・・・
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする