お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

年5回×42年

2008年04月04日 | 仏教
 この時期、佐賀の浄土真宗寺院では、組(そ)ごとに、あちこちのお寺で巡番報恩講が勤修されています。
 
 昨日は、住職と一緒に、親戚のR寺の巡番報恩講へ。
 住職は出勤。(法要のお経:おつとめに出ることを「出勤」と言います)
 私は参詣。

 ウチの組では、きょうから大和町のJ寺さんでの報恩講が始まりました。(きょう、ウチでは、総代さんが会計整理におみえでしたので、私は在宅。会計さん、お疲れ様でした

 J寺さんへは、住職が出勤。(勤務先に出勤しつつ、時間単位で年休とって、お寺の「出勤」をこなす・・・二足のわらじを履く住職は、この時期大忙しであります)
 
 さて、写真は、昨日参詣したR寺境内の満開の桜・・・

 R寺でのご講師M先生のお話が面白かった! 
 
 「ウチの寺では、年に5回は、寺の法要・行事の案内状をご門徒に届け、『法座にお参りください。仏法を聞くご縁にあってください』とお誘い、お願いしています。住職になって42年。つまりは、年5回×42年=210回 案内状を出し続けて、一度もお寺にお参りされないまま、亡くなる方がおられる。枕経を頼まれても、『はて、どんなお顔の方だったろうか・・・』と思います。」

 お寺に用があるのは、葬式・仏事の時だけ・・・自分の日常生活には、何~も関係ない! 法要のご案内など、ダイレクトメールと同じように、ありがた迷惑!

と、思われる方が結構いらっしゃるのでしょうね。

 仏教は、亡くなった人 のこと や 他人ごと でなく、この「私」のこと なのに・・・
  
コメント
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