お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

愛の力

2008年04月13日 | 雑感
 このところ、あちこちのお寺の巡番報恩講のご縁にあっていますが、
 先日お参りしたあるお寺。

 そちらもウチと同じように息子さんがおられず、娘さんお二人(?)

 その娘さんが、一般の男性(お寺の息子さんではない方)とのご結婚で、家(寺)を離れておられたのですが・・・

 今回、巡番報恩講に伺ったら、その娘婿殿がちゃんと僧侶となって、法要にお義父様と共に出勤されておられた。

 妻の実家(寺)を継ぐために、浄土真宗の専門学校で学び、僧侶資格をとられ、入寺されたようです。

 うう・・・素晴らしい    

 住職ご夫妻の思い・・ご門徒さんの思い・・それに応えた娘夫婦・彼の決断  そして、何より先方のご両親は、まさか、自分の息子が僧侶になり、住職後継者になるなんて・・・当惑なさったのではないか・・・

 私が中央仏教学院(浄土真宗の専門学校)の通信教育スクーリングで出逢った青年も、
 たまたま好きになった彼女が寺の跡取り娘だった。
 「結婚したいなら『得度』(とくど:僧侶になること)が条件だ」
と彼女の父親(寺の住職)から言われた。
 しぶしぶ仏教の勉強を始めた。
 でも、「だんだん、仏教に、はまっていく自分が怖い」と、彼は笑って楽しそうに語ってくれました。

 あの青年も今頃は立派な僧侶になられておられることでしょう。

 先の住職後継者となられた娘婿殿も、法要終了後は、ちゃんと境内に出て、参拝客一人一人に「お参りありがとうございました」と、声をかけておられ、オバサンいたく感動したのでありました。


 

 
コメント
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