事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

バンクーバー2010 その4~国母バッシング

2010-02-27 | スポーツ

Kokubo PART3はこちら

さて、国母バッシングはこのような形で始まった。

★2月9日 バンクーバーへの出発の際、成田空港に日本選手団公式スーツを着崩した“腰パン”にネクタイを緩めた姿で登場。全日本スキー連盟に抗議が殺到し、日本オリンピック委員会(JOC)は、選手村入村式への出席を自粛させる

★10日 記者会見で服装の乱れについて質問されると、「うるせーな」と舌打ちしたうえで、「反省してまーす」と“謝罪”

★11日 全日本スキー連盟が五輪参加を辞退させる意向を示す

★13日 開会式への参加自粛を決め、謝罪会見を開く。橋本聖子団長の判断で競技参加は許される

……わたしはどうにも不思議に思っていた。たとえばあなたがテレビを見ているとき、オリンピックに出発する選手がだらしない格好をしているのに憤激したとする。まあ、自然なことだからそれ自体はいいとしよう。でも、そのために選手の競技“連盟”に抗議しますか。

毎日毎日、マスコミにはさまざまな“抗議”がよせられているらしい。で、「なんでウチにこんな抗議がくるんだろう」と嘆いている。気持ちはわかります。かように、世の中に対する不満は、まずそれを報じた媒体に向かう。しかし国母の場合にはスキー連盟に向かったことになっている。もっと正確にいうと、スキー連盟が「ウチに抗議が殺到している」とマスコミに告げたのだ。

これはいくらなんでも不自然だ。わたしはこうにらんでいる。スキー連盟のお偉方が国母のファッションに激怒し、あたりかまわずふれ回ったのが発端だったのだろうと。そして騒ぎが大きくなりすぎてふりあげた拳の始末に困り果てたというのが真相ではないのか。

こんな意地悪な見方をするのは、連盟に象徴される旧態な存在がどうにもやりきれないからであり、今井メロや亀田兄弟といった“反逆者っぽい”存在でありながら実は甘ったれなのが透けて見える連中よりも、とりあえず『ああ着るしか仕方のない』ユニフォーム(正確には公式スーツだけど)という名の権威をちゃかしてくれた国母の方がはるかに好ましいと考えたからだ。

もっとはっきりいうと、常に爽やかな存在として報道される石川遼などよりもずっと好き。あちらは、優等生らしく賞揚することが商売(ゴルフ中継の視聴率アップ)に直結するのがバレバレだもんなあ。

意外だったのは、いつものスタンピードが競技終了後にいっきに収束に向かい、マスコミの論調も国母擁護に変わったことだった……PART5につづく

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2 コメント

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おまわりさん、看護婦さん、野球選手、等々が腰パ... (unimaro)
2010-02-27 21:39:15
おまわりさん、看護婦さん、野球選手、等々が腰パン、だらけスタイルであらわれたら、酒田の事務職員は喝采するのかね?
返信する
しますともっ(* ̄▽ ̄*)/ (hori hiroshi)
2010-02-27 22:04:14
しますともっ(* ̄▽ ̄*)/
そいつらが単なる甘ったれじゃなけりゃ。
返信する

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