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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

朝まで生テレビ 第2夜

2008-07-13 | テレビ番組

Masuzoe 第1夜はこちら

 わたしが熱心に見続けた初期の「朝まで生テレビ」のパネリスト(司会者も含む)をリストにしてみた。ひまですな。Excelで整理しながら懐かしさで胸がいっぱい。

下村満子  ジャーナリスト (あの化粧法はオリジナル?)
田岡俊次 朝日新聞 (軍事オタク)
高野孟 インサイダー編集長 (田原の応援役)
渡辺宣嗣 テレビ朝日アナウンサー (障害をもつ肉親への愛)
塩田丸男 評論家 (早朝の新聞読みおじさん。みんなにバカにされてた。)
西部邁 月刊誌発言者主幹 (元全学連。現保守派。よくある話。)
樋口恵子 評論家 (ちょいとぼけたギャグ)
猪瀬直樹 作家 (人柄の悪さなら天下一品。現東京都副知事)
小田実 作家( 睨み付ける重み。合掌。)
石川好 作家 (さきがけで落選)
野坂昭如 作家 (大島渚を後に殴る)
姜尚中 東大教授 (誰よりも低い声で制圧)
西尾幹二 電気通信大学名誉教授 (迷走の人。子ども?)
島田裕巳 宗教学者 (オウムでミソつける)
柿沢弘治 元自民党衆議院議員 (都知事選立候補で自民党除名。過去の人)
栗本慎一郎 元自民党衆議院議員 (脳梗塞。過去の人。)
島村宜伸 自由民主党衆議院議員( 農水相罷免。)
高市早苗 自由民主党衆議院議員 (アメリカ帰り。それだけ)
舛添要一 自由民主党参議院議員 (登場回数トップ。片山さつきの元亭主。)
菅直人 民主党衆議院議員 (暴言連発。小政党出身なのでこうしでもしないと……)
海江田万里 民主党前衆議院議員( 落選したらただの人)
上田耕一郎 日本共産党元参議院議員 (朝日新聞をもって「新聞によれば……」)
辻元清美 社民党衆議院議員 (どう考えてもあの逮
捕は見せしめ。)
徳田虎雄 元自由連合衆議院議員 (病気療養中。息子に見捨てられた形)
浜田卓二郎 元衆議院議員 (誰よりも討論がうまかったと思う。)
福島瑞穂 社民党党首 (常に正論。そこが限界。)
堀紘一 ドリームインキュベーター社長( 金儲け金儲け金儲け)
清水信次 スーパー経営者。 (わりと好きだった。今は?)
野村秋介 民族派( 朝日新聞東京本社で自決)
大島渚 映画監督 (「バカヤロー」の名物男もリハビリ中)
麻原彰晃 オウム真理教代表 (出てたんだよなマジで)
景山民夫 作家 (自宅で焼死。わりと緊張する人だった。)

Marugeki_307_nishibe ……表にあるように、前号である程度ふれたけれど、その他にも
島田裕巳はオウム関連で失脚
野坂昭如は病気
栗本慎一郎も病気
徳田虎雄も病気療養中。息子に食いものにされ
麻原彰晃(1回出たんだよ!)はご存じのとおり
景山民夫は焼死

……こんな具合に“退場”している。政治家の場合は落選することでただの人になっているパターンが多い。これは次回第3夜に。

 さて、朝生がどんな具合にディベートをすすめるかというと、
1.渡辺宣嗣、田丸美寿々が前説(まえせつ)を行い
2.パネリストが登場(このときのBGMがかっこいい)
3.CMのあと、田原総一朗がその日のテーマを解説。

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朝まで生テレビ 第1夜

2008-07-13 | テレビ番組

Asanama  舛添要一が厚生労働大臣になり、まるであのスキャンダルまみれの男が将来の首相候補であるかのように一時はマスコミははやし立てられた。国際政治学者に畑違いの役割だな、と思いつつも、彼のもうひとつの売りは【母の介護】でもあったから、まあ適役なのか。

 アメリカ帰りであるだけで、およそ何ものでもなかった高市早苗は、閣僚(07年8月当時)でただひとり靖国神社に参拝するなど、タカ派ぶりを示している。

 いじめられっ子のような風貌の福島瑞穂は、なんと土井たか子の後継として社民党の党首(!!!)となり、「ソーリ!ソーリ!ソーリ!」の絶叫と秘書給与の問題(いま思えばかわいいものだった)で有名になったピースボートの辻元清美とともにはりきっている。

 小田実、上田耕一郎は亡くなり、民族派右翼の野村秋介は朝日新聞社内で自決し、「バカヤロー!」の罵倒芸が光った大島渚はリハビリのさなかにいる。

……初期の「朝まで生テレビ」に熱中していた身からすると、パネリストたちの現状は時の流れを否応なしに感じさせる。それにしても、だ。田原総一朗をセンターにずらりと並んだ当時のパネリストたちは、なんだかんだ言ってけっこう面白い連中ではなかったか。

これらのメンバーを集めたのは、番組のプロデューサーだった日下雄一(2006年1月5日朝、がん性胸膜炎で死去。59歳)。どのようにしてそろえたかといえば、要するに飲み屋でくどき倒したのである。だから政治家たちも含めて、彼らは意外に狭い人脈のなかから選ばれていたのだ。

 とりあげるネタもオキテ破りだった。天皇差別原発など、抗議電話が殺到しそうだったのに、長く続けるうちに(と同時に天皇ネタには民族派、問題には解放同盟のメンバーをパネリストに迎えることで)議論を冷静に受けとめてもらえるようになっていった。「朝まで生テレビ」じゃしょうがないか、という地点まで行ったのだから、これは勝ちだろう。さて、次回は【思い出の朝生】として今となってはなつかしいメンバーや発言を紹介しよう。

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ポセイドン ~あるいはパニック映画考 その3

2008-07-13 | 映画

その2はこちら

旧作「ポセイドン・アドベンチャー」の魅力は大きく分けてふたつあった。

・豪華客船が大波をうけて、文字通り天地がひっくり返ってしまった設定から、画面すべてが異世界のように見える効果。

・避難するグループを率いる牧師(この設定も効いていた)の強引さが多くの命を救うのだが、観客を納得させるためにこの牧師を結果的に死亡させる周到さ。そして、一見足手まといに思えた太った婦人(シェリー・ウィンタースが泣かせる)が、実は水泳の名手であるために一行を救う感動の場面など、ドラマとしてよくできていたこと。

……新作はどうだったろうか。設定はほぼ前作を踏襲しているのだけれど、微妙な変更は加えられている。ジーン・ハックマンが演じた強引な牧師は、今回カート・ラッセルが「娘の生活につい干渉してしまう消防士出身の元市長」になっている。もちろん予想どおり彼は自己犠牲の精神を発揮して死んでしまうのだが、前作同様「こいつは死んでも仕方ないかなあ」と観客に思わせるあたりの計算はうまくいっている。彼の娘を演じるのはエイミー・ロッサム。旧作のパメラ・スー・マーティン(検索したらすんごいヌードを披露していました。ちょっと哀しい)に劣らずかわいいです。

 よかったのはここまでだ。もう少しなんとかならなかったのかという部分がありまくりなのである。

・旧作は、海底地震に加えて船主の横暴のために重心が高いまま航行しなければならなかったという伏線があったのに、今回は単なる異常大波。科学的に実証できる大波らしいので、その背景ぐらいは語ってほしかった。

・“天地がひっくり返っている”というせっかくの設定が全然活かされていない。トイレが上にある画面一発で観客を驚かせた旧作の山っ気が感じられない。

・ペーターゼンの作風は、ひとことで言って“下品”である。良くも悪しくも。今回も女優の濡れ姿をいやらしく描いていて嬉しいことは嬉しいのだが、語り口にコクがないのは痛い。旧作の主題歌「モーニング・アフター」が新作ではこってり味の「Won’t Let You Fall」(意味深ですな)に変わったように、緩急もためもなく、ひたすら突っ走った感じ。

リチャード・ドレイファスが元気な姿を見せていてうれしい。でもその老紳士がなぜにゲイでなければならない?政治的に正しくなければならない現代だからこその設定なのだろうか。普通の“老いへの諦観”では観客を納得させられないのか?

……あの名作と比べてはかわいそうかもしれない。でも、オープニングタイトルに故アーウィン・アレンの名を見つけ、パニック映画に胸をときめかせたあの頃を思い出したわたしとしては、このくらいは言わせてもらわなきゃ。

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ポセイドン ~あるいはパニック映画考 その2

2008-07-13 | 映画

その1はこちら

Poseidonadventure06 ……このアーウィン・アレンこそがパニック映画に生き、同時に消えていった製作者だとわたしは思っている。彼の略歴をググってみた。

アーウィン・アレン Irwin Allen 

生年 ■ 1916/06/12

没年 ■ 1991/11/02

■コロンビア大、ニューヨーク市大を卒業後、ジャーナリストを経てラジオ番組のプロデューサーを11年続ける。その後ラジオと本の代理店を経営。映画製作に着手するようになり、53年に製作・監督した“The Sea Around Us”でアカデミー記録映画賞を受賞。60年代に入ってからはテレビ・シリーズを製作し、「宇宙家族ロビンソン」、「タイム・トンネル」などSFものを輩出した。スペクタクルな作品が好みらしく、劇場用映画のプロデューサーとしても常に大作を手がけていた。特に「ポセイドン・アドベンチャー」と「タワーリング・インフェルノ」(共同監督)の2大パニック作品を生み出した意義は大きい。監督作には「失われた世界」、「スウォーム」などがある。

……やはり頂点は「ポセイドン・アドベンチャー」と「タワーリング・インフェルノ」。彼の新作情報に心ときめかせたのもその頃。しかしその後、彼は一気に凋落し、マイケル・ケインが主演した「スウォーム」など、無惨な出来だった。

 彼の栄光と挫折はすべてパニック映画とともにあったわけだが、このジャンルで成功するためのひとつの方程式が彼のフィルモグラフィからうかがえる。つまり、災害のなかでの人間ドラマを成功させようと思えば、それは“限定された場所”でなければならないのではないか、ということだ。

「大地震」や「スウォーム」がドラマにもなっていなかったのは、あまりにも空間が広がりすぎていて危機感が観客に伝わらないためだ。その点、燃えさかる高層ビル(→タワーリング・インフェルノ)や、転覆して上下がひっくり返った豪華船(→ポセイドン・アドベンチャー)は文句のつけようのない設定だ。「ポセイドン~」で言えば、空間が限定されている上に時間も(沈没の危険性、残された空気の量とか)リミットがきっちりしているわけだし。

 そしてその「ポセイドン・アドベンチャー」をリメイクしたのが今回の「ポセイドン」。監督は水を描く名人ウォルフガング・ペーターゼン。巨額の製作費をつぎ込み、ストーリーは一級品。どこにも穴のないプランのはずだった。しかし……その3につづきます。

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ポセイドン~あるいはパニック映画考 その1

2008-07-13 | 映画

190780thetoweringinfernoposters   パニック映画が好きだった。んもう大好きだった。アメリカではディザスター(災害)フィルムと呼ばれたこのジャンルのブームと、わたしが中学生になって本格的に洋画を見始めた時期がいっしょだったのでなおさら。だからこれについてはわたしは語るぞー。それではウィキペディアふうに。

パニック映画は「エアポート’75」(「大空港」の続篇ということになっている)、「大地震」(※)などのチャールトン・ヘストン主演ものがメジャー。わかりやすく言うとジョージ・ケネディが出ていて音楽がジョン・ウィリアムスなのがパニック映画。

明らかにサスペンスに分類されるべきだった「イルカの日」や「サブウェイ・パニック」「ヒンデンブルグ」までパニックものとして宣伝されるぐらいだった。

日本でも「新幹線大爆破」(→ある速度以下になると爆発するという設定は「スピード」に受け継がれた)のような秀作が生まれている。その頂点は1975年6月28日に公開された(日付までおぼえている!)「タワーリング・インフェルノ」。スティーブ・マックィーンとポール・ニューマンという当時最高のマネーメイキングスターを二人もそろえた超大作。相手役がごひいきフェイ・ダナウェイだったり、隠居していたフレッド・アステアを引っぱり出したり、キャスティングセンスも抜群だった。

豪華な出演陣が阿鼻叫喚のなかを右往左往し、最先端の特撮技術(まだSFXとは呼ばれていない)で観客の鼻面をひきずりまわす……パニック映画のコンセプトはここに完成し、そして人間ドラマがおざなりになるなどして衰退に向かった。

 その2年前、「タワーリング~」の特撮技術の基礎をつくったのが、同じ製作者によってつくられた「ポセイドン・アドベンチャー」だったのである。その製作者とはアーウィン・アレンという爺さんだったのだが……その2につづきます。

※「大地震」(’74)では、地震を体感させようとセンサラウンドという立体音響方式が採用された。田舎のくせしてすごく立派だった酒田のロードショー館グリーンハウスにも、どでかいスピーカーが前列の座席をとっぱらって設置されたのだった。あれはすごかったなあ。

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