2012年1月号「気楽な職業」はこちら。
「やりの名人は突くのも早いが引くのも早いから、どうなるか分かりませんよ」
新たな大都市制度を模索する動きが、橋下大阪市長らが提案する大阪都構想によって混乱していることをうけて某自治体の議長が。
まあ、いい読みだとは思うけれど、教育まで突いたり引いたりが早いと、大阪の職員だけでなく、子どもがいい迷惑だろう。
無能な教員を追い払えるのだからだいじょうぶ?本気であの条例を信奉している人がいるとすればずいぶんと楽天的な方だ。無能な教員だけでなく、有能な教員志望者も大阪を去りはじめているというのに。
「事あるごとに『言うだけ番長』と書くのはなぜか。(産経本社の)会長の名前で正式に文書で回答してほしい。それがなければ今後、産経には政策調査会の取材を認めない」
わたしは別に前原ウォッチャーではないのに、あきれた事例にはほとんどこの人がかんでいる。
産経の論調にはわたしもへきえきすることが多いし、特に民主党への罵詈雑言はまともではない。でも、言うだけ番長というコピーは、古くさいのは確かだし、センスも感じないが(「夕やけ番長」をもじったとは気が遠くなる)、しかし当たってるじゃないですか。
平野博文が毎日にやったと同じことを前原は産経にか。
さっそく撤回しているあたりが“言うだけ”の本領発揮。人間の器というのはこんなときに出るんだなあ。あなたへの罵倒以上に、産経は小沢一郎に関してはもっともっとひどい言葉を投げつけていますよ。そこをお忘れなく。
日本政府に残された選択肢は一つしかないのである。アメリカが帰りたがっても、袖にすがりついて、「沖縄にいてもらう」のである。金はいくらでも出します。消費税を上げて税収を増やすので、それを上納しますから。どうかいかないで。
Don’t leave me alone
それが日本政府の本音である。
たまにはほんとの名言を。沖縄からなぜ基地が無くならないかを内田樹が一刀両断。
2012年3月号~真偽につづく。