事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

路上のルール 第7条 ヘッドライト~ギャランGTO

2007-09-24 | まち歩き

Gto 「駆け足の人生」はこちら

 免許をとりたての頃だった。夜のドライブとしゃれこんだわたしの前方に、これぞヤンキー!と言いたくなるクルマが走っていた。

と、なぜかその族グルマは停車し、わたしは何気なく追い越した。するといきなりヤンキーはふたたび発車。バシバシとわたしのスカイラインに向かってパッシングする。ん?止まれってことなのか?ひょっとしてケンカうってんのか?

「あ」 

そのときわたしは気づいた。ヘッドライトがずーっとハイビームになっていたことに。眩しかったのかあいつ。ライトをようやく下向きにすると、納得したのかヤンキーは別の方向へ走っていった。要するに彼は“そのことだけを注意するために”わざわざ停車までしたのである。熱血漢!

……減光は、安全対策である以上に、他のクルマをどれだけ意識できているかという意味で路上のルールの範疇にも入る。一種の礼儀でもあろう。

 それではヘッドライトつながりで「信号待ちの際に消灯するか問題」(勝手にでっちあげました)はどうだ。

わたしは例外なく消しているけれど、友人たちは若い頃

「あれは過充電だろう?」

とその必要性を否定していた。しかし結局わたしが消灯することにしたのは、学生時代にバイトでいっしょだった同い年の男が

「消すべきだよ。一番前で停車しているときは対向するクルマが眩しいはずだし、後ろで停車しているときは前のクルマがやっぱり眩しいと思うんだ」

と主張した影響。

 その男は礼儀のかたまりのような男で「後ろのクルマが眩しいだろうから」とブレーキランプが点くのを嫌っていちいちサイドブレーキを引いていたくらい。

 さすがにそこまではわたしもできん。まあ今でも赤信号で停車するときに消灯する癖が抜けないのは、スローダウンすると同時にホワッとライトが消えるのって、なんかかっこいい(笑)ような気がするだけかもしれない。みなさん、消してます?

 ライト関係でもうひとつ。トンネルが多い道を走行する場合、常に点灯するクルマ、点灯消灯をくり返すクルマ、ほとんど限界まで点灯しないクルマ(笑)などがあるけれど、先日、200㍍ぐらいの短いトンネルでも常に明滅をくり返すクルマが前にいて「律儀なヤツだなー」と感心していたが、よーく考えると、あれって自動で点いたり消えたりするシステムが搭載されているのかも。クラウンとかソアラにはそんな装備があったような気がするし。

 あんまりうらやましい装備じゃないことは、雨滴感知システムとタメかなあ。それくらい手動でやれってんだよな。

 画像は、昔とんでもなく人気のあったギャランGTO。今の三菱からは想像できない……

次回は「コメンタリードライビング」

コメント (2)
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路上のルール 第6条 Life in The Fast Lane ~ 117クーペ

2007-09-24 | まち歩き

Hc 激怒篇はこちら

 タイトルはもちろんイーグルスの曲。
名盤「ホテル・カリフォルニア」所収の「駆け足の人生」を、高校生だったわたしはLife in the first rainだと思ってしまい「最初の雨にうたれてしまう人生?それって哀しいじゃん!」と誤解していた。ジョー・ウォルシュのギターがうなるうなる。

Mail01j 「路上のルール⑤」は誰しもうなずくあるある探検隊ネタですね。
高速での右ウィンカーのルールは私も初耳でしたが、アウトバーンでは後ろからベンツBMW系の高級車がぐんぐん近づいてくると、自然に道を譲るルールが徹底してるらしいんですけど「おらほのヤマガダ」でそーいうスマートなルールを求めてもなあ。

 ちなみに私の知人で、高速で調子にのって追い越し車線を数キロ走行したために「キープレフト違反」(←って正式名称って何でしたっけ?)で捕まった人もいます。つーかそんな違反で捕まるなよ(笑)

……キープレフト違反?あったのかそんなの。路上のルールというだけでなく、法規できちんと決まっているんだっけか。ちょっと調べてみよう。あ。

【道路交通法第20条】
 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。ただし、自動車(小型特殊自動車及び道路標識等によつて指定された自動車を除く。)は、当該道路の左側部分(当該道路が一方通行となつているときは、当該道路)に3以上の車両通行帯が設けられているときは、政令で定めるところにより、その速度に応じ、その最も右側の車両通行帯以外の車両通行帯を通行することができる。

117 ……ありました!てゆーか初めて知りましたぁ!教習所で何を習ってたんだオレ(笑)。それにしても「道路の左側端から数えて一番目の車両帯」という言い回しは泣かせますな。お役人の本分が全開です ( ̄― ̄)。

 運転のヘタな人ほど右側に寄りたがる傾向は、高速道路上だと左から進入してくるクルマを避けるのが苦手なこと、一般道なら路駐のクルマに過剰に反応してしまうからだろう。ある程度は仕方のない部分もあるけれど、要するに自分の後ろがどうなっているのかを常に意識しておけってことかな。そんなことができるくらいならいつまでも右側レーンにいないっすか。

 しかし後ろからベンツやBMWが来ると道をゆずる、ってルールは承服しがたい。そんな封建的ヒエラルキーむき出しのルールがあってたまるか(笑)。ドイツのカローラであるゴルフに乗っている、しかも左側後部を修復した傷物ゴルフに乗っているわたしは絶対に許さんぞー!

 画像は「こんな美しいクルマが存在するのか」と40年ほど前に小学生だったわたしを立ちくらみさせた117クーペ。デザインはジウジアーロだったのだ。

次回はヘッドライト篇

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路上のルール 第5条 わたしは怒っている~レガシィB4

2007-09-24 | まち歩き

Legacy_top03 山形ローカルルールはこちら

 例のハザード問題についてはこんなレスが。

Mail01b_1  あのさ、ハザードランプをチカチカさせるのって操作をするのにあせって事故ってしまいそうじゃない?

あ。よく考えたらわたしのクルマでは、ハザードのスイッチはカップホルダーに入れた灰皿のせいですぐに押せないようになってます!ダメダメじゃん俺(T_T)

 もういっちょ。今度は新手の路上のルールについて。

Mail01b_2  高速道路等で、いちばん右の追い越し車線を走っているときに前の車に対して「追い越したいから走行車線によけてください」という意味で右ウインカーをつける(かつてよくやっていたパッシングの代わり)というのは、このあたりの人は知らない人が多いみたいですね。私が山形自動車道でこれをしたときに前の車に通じたためしは1回もありません。

……知らん!知らんぞこんなルール。ひょっとしたらわたしが高速とは無縁な生活をしているからかなあ。いずれにしろ、複数の車線を同方向に進む場合、さまざまなドラマが発生する。酒田~山形はこの二十年で劇的に所要時間が短くなったのだけれど、その要因のひとつが国道13号線の4車線化の進捗だ。で、わたしはそこを通るたびにいらついていることがある。それは

「キープレフトだこら!」

である。なにがいらつくといって、前方にトロトロ走るクルマが追い越し車線にいて、左側の車線にいるクルマと並走しているとき。これが近々右折する予定だというなら我慢もしよう。ところが、なんっにも考えも無しに(そう見えるんだなあ)右側車線をマイペースで走られると実にいらつく。もっといらつくのは

「方向指示器はもっとはやく!」

こちらが一時停止をしていて、交差する道路を右方向からやってくるクルマを待っているとき、ほとんど直前で左折のシグナルを出されるとクラッとくる。もうちょっと早く方向指示器出しといてくれればお互いが気持ちよく交差できるじゃないかっ!まあこんなときは「先を見通した運転ができないかわいそうなヤツ=ヘタクソ」と強引に思いこんで自分をなぐさめるのだが、いらつきはやはり消せない。

 なにより怖いのは、日頃温厚な(笑)わたしが、運転席に座ったとたん、急にこんな短気野郎に変貌してしまうことだろうか。みんながちょっとづつテンションが高くなる路上だからこそ、ルールはちゃんと守りましょうね、ってオレが言えるか。

……これはETC特集の前だったんだけど、高速のルールは他にもいっぱいあるのかもしれない。画像はゴルフを買うときに思いっきり迷ったレガシィB4。いいと思うんだ。

次回は「駆け足の人生」

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