事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

路上のルール 第16条 青いエリアで~ベンツ

2007-09-30 | まち歩き

Car_photomercedes20benzmercedes20be 「信号嫌い」篇はこちら

 はっきり言ってわたしは他人に道徳を説ける人間ではない。「わかっとるわ!」といきなり突っこまれそうだけどね。でも日ごろクルマに関してせめてこれぐらいは、と心に決めていることがある。そのうちのいくつかは今までの「路上のルール」シリーズでおわかりのように

・ウィンカーは早めに

・交差点で止まったときはヘッドライトを消す

・道をゆずってもらったときは手でお礼(お辞儀をすると危ないです)

・スピードを出さないときはキープレフト

・有料駐車場や高速の料金所のおじさんたちにはちゃんとあいさつをする(これをやらない人とは結婚しない方がいいですよ独身読者諸君。逆に、やるかやらないかで品性がわかります)

・運転中は携帯電話を使わない(もう反則金を払いたくないですし)

……毎朝ジャスコの駐車場のど真ん中を突っ切っている人間に言われたくないですか。そうですか。でもきわめつけはこれだ。

・身障者用エリアには駐車しない

……人間として当然だよな。あの青く塗ったところしか空いていないとしても、そんときはあきらめます。

でも、先日スーパーに寄ったらオデッセイに乗ったとんでもねーバカップルがいやがった。身障者用エリアどころか、そのエリアよりももっと入口近く、ほとんど扉をふさぐようにして駐車しているのだ。

こんなときのオデッセイはほんとにでかいし、マジで迷惑。デレデレと手をつないで店内を歩くこんな連中に育てられた子どもはかわいそう……と思っていたらそれどころではなかった。

あれ?なんでこのオデッセイのナビは生きているの?とやけに車内が光っているので帰り際に不思議に思っていたら、なんのことはない、こいつらエンジンをかけたまんま買い物をしていたのだ。

「盗むぞこら」

毒づきながら日本の行く末を案じていたら、上には上がいるって事例が読者から。

Mail01b ひょっとしてそのバカップルって、堀さんが駐車の白線の枠に車を入れようとしたら、そのカップルの彼女が、堀さんが入れようとした枠の中に仁王立ちしてブロックし、そして彼氏がその枠にちゃっかり車を入れたとか?ちなみにこれは
○場所 鶴岡公園南駐車場
○日時 花見のシーズン  での実話。

……日本の将来はどうなるんだーっ!(T_T)

「路上のルール」最終回にふさわしく、画像はベンツ。叔父が乗ってきたときに、母親は運転席を見て「ほー、外車は違うのー。ハンドルまでねーもんのー(無いもんねー)」お母さん、世の中には左ハンドルって存在が……

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路上のルール 第15条 信号嫌い~BMW

2007-09-30 | まち歩き

Bm_3_8_1154_front 「リビングが路上に」はこちら

 いや、信号が好き、という人はいないと思う。それは承知している。でもわたしの場合はそれがちょっと極端らしい。都会に住む人からは驚かれるかもしれないが、わたしの通勤経路に信号がどれだけ存在するかというと……

①通勤届に載せている正規の(しかも最短の)経路には 14(10㎞)

②現実に利用しているオキテ破りの経路には            7(12㎞)

 あれ?自分でカウントしておいて何だが、現実の経路は正規の経路の半分しかないのか。ちょっとびっくり。裏道につぐ裏道、ジャスコの広大な駐車場を突っ切る「毎日がドライブスルー」、そして最上川の堤防をハイウェイ状態で駆け抜ける違法ぶりだからなあ。これって信号を避けて時間をかせぐためだと思うでしょう?でも、それはちょっと違うんだな。わたしの信号嫌いの最大の理由は

「止まりたくない」

これに尽きる。とにかくブレーキを踏みたくないのだ。田舎のことだから遮蔽物が少なく、遠くの信号を見渡せることが多い通勤路で、わたしのアタマは“次の信号と、次の次の信号を止まらずに通過するにはどうすればいいか”を常に考えている。

あるときはスローダウンし、あるときはちょっと無理をする。どうしても止まらなければならないときなど、右折して別経路に賭けるギャンブルまで行うほどだ。

 なぜこんなに止まりたくないのか。行き過ぎた省エネかぁ?とつっこむあなたは半分当たっている。赤信号前だと、マニュアル車ならギアを抜いてしまうほどだし。でも②の経路が2㎞も長いことを考えてほしい。ガソリン消費はむしろ多くなって……ちょっと待って。いま計算します。

①は0.125㍑/㎞×10㎞=1.25㍑

②は0.1㍑/㎞×12㎞=1.2㍑

あ、②の方が少ないですね(^o^)。

それはともかくわたしが何故止まらないか。それは、こんな計算をしていることが楽しいから。前に「燃費」を特集したときにお伝えしたように、通勤を「ゲーム化」することでわたしは退屈をひたすらしのいでいるのだ。病気?

 しかし冷静なウチの技能士はボイラー室でつっこむ。
「お前のやってることはな、長距離トラックの運ちゃんなら誰でもやってることだ。」
え?

 画像はあこがれのBMW。これを買うってことは、人生のあがりに近いかも。まあ、無理だろうが。

次回は「身障者用エリア」

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路上のルール 第14条 リビングが路上に~AE86

2007-09-30 | まち歩き

Ae86 「国道にて」はこちら

 またしても宮野浦への通勤路は混み始めた。

エプソンの景気が回復基調なのかと考えれば悪くない話かもしれない。おかげで出羽大橋の上で過ごす時間が増えたのだけれど、どうにも気になることがひとつ。

対向車のみんなが、けっこうクルマの中でものを食べているのだ。パンとか、おむすびとか。これはラッシュのきつい出羽大橋だからこその光景かと思ったが、意識して見ると他の路上でもよく見かける。

 その昔、今は「この1冊」の読者になっている事務職員が、出張の際にわたしのクルマの後ろについた。バックミラーで「あ。○○さんだ」と見ると彼女はおもむろにお菓子を頬ばりだすのだった。あとで会ったときに「なーにをクルマで食べてるんだよー」とつっこむと、「別にいいじゃないですかぁ!」とぶんむくれ。彼女の同期の事務職員も「大きなお世話よねー」ときつい反撃。

 あれ?意外にクルマのなかでの飲食って普通のことなのかな。みんな自然に食べているんだろうか。

自分のことを考えてみる。うーんクルマの中で食べるのってあんまりおぼえがないなあ。あまりにお腹がすいたときにコンビニの駐車場でサンドイッチをパクつくぐらいだろうか。でも二日酔いのときなんかは自販でファンタグレープを買ってぐい飲みしている。二日酔いのたびにファンタを飲み続けた結果、逆にファンタを飲むと反射的に気持ちが悪くなったりもしております。あれも対向車から見ると不思議な光景なんだろう。

 そんなわたしだから、別にクルマのなかで飲食することがいけないと言っているわけではない。

“どうしてクルマがこんなにリビング化してしまったのか”

と考えているわけ。遠距離通勤が恒常化し、人がクルマで過ごす時間は長くなりつつある。そりゃ、リビング化は必然かもしれない。

しかしそれ以上に、売れるクルマの主流がミニバンやSUVに移っている現状を考えると、ひょっとしてクルマにとって“走り”は重要なファクターではなくなりつつあるのかも。

目をぎらつかせ、不必要なまでにギアチェンジをくりかえし(わたしの友人にはいちいちニュートラの位置にギアを放ち、それからわざわざ入れなおすバカもいる)、ゼロヨンに命を賭ける……こんなドライバーは次第に消えゆく種族なのだろう。

車高の高いミニバンで、家族と談笑しながら燃費を気にしつつ環境にやさしい運転を心がける。これこそが現代の路上のルールだ。でもさあ、これってなんかさびしくない?

 画像は、今の安全基準だとチューンナップなしでも車検を通りそうにないハチロク。みんなが箱根を攻めだしたら、それはそれで問題だけどね。

次回は「信号嫌い」

コメント (2)
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