事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

路上のルール 第13条 13 or 47 ~ CUBE

2007-09-29 | まち歩き

Cube 厳寒篇PART2はこちら

日々更新のブログのくせに、「この1冊」のバックナンバーをぶちこむことが目的なものだから、季節感がめちゃめちゃでごめんなさい。これは2006年3月18日のネタです。

長かった、まったく長かった冬が終わり、路面は乾燥。さあドライブの季節だぞでもスピード違反には気をつけてね、なんて思っていたというのに。

 なんだあの雪は。
 なんだこの吹雪は。

 先日の共同実施関係の事務折衝があったのは3月13日。朝、カーテンをあけた瞬間にその雪景色に気が遠くなった。でも本番は山形からの帰り道。13号線の尾花沢のあたりで猛吹雪に出くわしてしまい、一気にスピードダウン(遊佐に帰る副部長は二度ほど“休憩”をとったそうだ)。

そして47号線では途中でなぜか渋滞が。先の方で大きなトラックが30㌔弱の速度で走行しているのが原因みたいだ。いったいどうしたんだろう……ふと気づく。こいつ、ひょっとしてもう夏タイヤに交換しちゃってるんじゃないのか!?

んもう気が早いにもほどがある。ウチの職場にもそんな困ったちゃんはいたけれど、山形には

「彼岸の中日まではタイヤ交換はしてはいけない」

という路上のルールがあるのに。

 え?そんな話はきいたことがない?そりゃそうかも。これはウチの親父がわたしに命じた超ローカルルールですから(笑)。

 さて、そんなパターンだったのに山形~酒田の所要時間は2時間40分。どうもおかしい。若い頃は「県庁までは3時間かかる」とざっくり考えていたのに。今はヘタをすると2時間ぐらいで着いてしまうのである(高速を使わないで)。

 その主な原因は、将来東北中央道に昇格される予定で、現在無料供用中の新庄~舟形~猿羽根ラインが整備されたこと。加えて13号線の4車線化がすすみ、特に尾花沢のあたりがみんな100㌔近くを出すハイウェイ化したことだろうか。

 しかしわたしにとっていちばん大きいのは、ほとんど通勤路と化したせいで「おなじみの道」になってしまい、なーんにも考えずにボーッとハンドルをにぎる時間が多くなったからかも。危ないって。

 でも、いくら短く感じられるとは言っても、身体の疲れは若いころの比ではないあたりがつらいところなんだけどよ(T_T)。

画像は、わたしが若かったらこれを買ったであろうキューブ。若者らしくホイールに凝ったり高価なオーディオを入れたり……ああ青春っぽい。で、聴くのがシカゴだったりするのね(笑)。ああ中年。

次回は「リビングが路上に」

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路上のルール 第12条 厳寒篇Ⅱ~レパード

2007-09-29 | まち歩き

Photo 厳寒篇PART1はこちら

 9.8㌔の道を60~70分。いよいよ最上川の南岸地区への通勤がしんどい季節本格化。

前回の厳寒篇でもお伝えしたように、出羽大橋と両羽橋しか川北と川南を結ぶ道路がないというのは致命的。高速道路を利用するという究極の裏技もあるのだけれど、東北自動車道酒田線の終点、酒田みなとインターチェンジへはわたしは逆方向なのでふんぎりがつかない。使っている人、いますけどね。

 なぜこんなに渋滞するのかはちょっとわかってきた。橋やその周辺が凍結し、物理的に前に進めない、あるいはスピードを出せないクルマがけっこう存在していたのだ。国土交通省がいくら塩化ナトリウムをふりまいても追いつかないわけ。

 そんななか、わたしの通勤路はますますマニアックなものになっている。酒田以外の人には意味不明だろうけれどご説明しよう。

 まずはウチを出てから国道7号線近くまでは夏場といっしょ。そこから日本海病院方面へ向きを変え、噂のゆず(今も閉まったままです)の前を通り、そこからなんとジャスコ酒田南店の駐車場の真ん中を突っ走り、抜けてから左折、そしてすぐに右折して国道下のトンネルを通り抜け堤防へ……

この経路を教えてくれたのは宮野浦経験豊富な同僚。

「いいっすよーあの道は」

「そうなの?じゃあ通ってみようかなあ」

 ところが、やはり倫理的に遠慮しちゃう部分ってある。ジャスコの駐車場をスラロームのように運転するって、よそ様の私有地を横切るってことなわけだから。「岡田さんの庭」を。それにジャスコに入っていくときに他のクルマからは「この卑怯者が」という目で見られるし。

 でも雪がこんな状況になるとそんな遠慮もどこへやら。他の職員が2時間近くかけてやってくるのとほとんど同時に到着し、実は楽勝パターンなのに「いやーひどかったですねー今日も渋滞は」なーんて演技をしながら職員室に入っていくのが通例になってしまった。あ、やっぱりわたしは卑怯者ですか。

画像は、もはや「あぶない刑事」でしか語られない(T_T)レパード

次回は「国道にて」

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路上のルール 第11条 厳寒篇~RX-8

2007-09-29 | まち歩き

66 ヘッドライト再特集はこちら

 羽越線の事故でもおわかりのように、ここ庄内は“風”のメッカだ。もはや名物と言っていい地吹雪のせいで視界0→ホワイトアウトとなることが少なくない。

市街地を走行するときもヘッドライトを点けなければならないとか、信号すらも見えないことがある、と聞けばどの程度のものかご想像いただけると思う。

 おかげで、ただでさえ渋滞する最上川を境界線にした「川北」と「川南」を結ぶ両羽橋と出羽大橋の両端は“クルマがピクリとも動かない”状況に陥る。両羽橋サイドの経験者は……

Mail01b  私は最高4時間、先輩は6時間かかったことが……。これでおなかをこわしていると……
車の中でティッシュボックスをこわして最後の準備をしたことさえも。神は見捨てずぎりぎり助かりましたが。

Rx8 ……大変です(T_T)。

 こんな季節に橋の上でエンストするクルマが出ようものなら、そのドライバーは後続のクルマの視線だけで殺されそうになる。

 しかし原因はそんなにわかりやすいものばかりではない。わたしが実体験を含めて考察したところでは……

1.いつも自転車通学している高校生を送迎するために、物理的にクルマの数が増える。

2.路面がノーマルなときは裏道を通っているクルマが、雪のために道が細くなるのでみんな幹線を利用するようになる。

3.信号が変わったあとに交差点に突っこんだり、法定速度を超えていたりすることで渋滞が緩和されていた。つまり冬の方がみんな順法精神に富んでいるから渋滞する。

……おそらくはわたしの想像もつかない要因もあるのだろう。天候が悪いのになぜかスイスイ学校まで着いてしまう日もあって不思議に思っていたら同僚は

「今日は金曜日だから。」

「なんで金曜日だと渋滞しないの?」

「わかんないけど、とにかく金曜日は渋滞しないの!」

わけわかんない。

画像は観音開きのドアがちょっとうらやましいRX-8。どうして他のクルマも観音開きにしないんだろう。

次回は厳寒篇ふたたび

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